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「 弾なんて持ってないっスよ！全弾撃っちまって、空薬莢も渡したし！ 」
「 嘘をつくな！ 」
「 あ゛？！ 」
持ってないと言う松田に対し、尚もそれを信じない教官。
…だから警察は嫌なんだよ。…人の話を聞こうともしないでさ。
『 …教官、一つお尋ねしますが、松田が盗ったという証拠はあるんですか？ 』
「 証拠だと？ 」
『 はい。まあ教官という立場上、ないとは思いますが、まさか証拠もないのに松田を犯人だと言ってるなんてことはありませんよね？ 』
「 ッ坂本！なんだその言い方は！！ 」
「 まあまあ、ここは班長の自分に免じて鉾を収めてください！弾は必ず返却しますから 」
いがみ合っていた松田と私と教官の間に班長が入って、なんとか事を鎮めてくれる。班長助けて私教官嫌いかも。
なんてそんなことを思っていると、今度は作業着姿の男性がやって来て、鬼塚教官に声をかける。どうやら工事の担当者の人らしい。
「 すみません鬼塚教官、屋根の補修工事の作業をチェックさせて頂いても構いませんか？ 」
「 ええ、ご案内します！いいか？弾を自主的に差し出させるんだぞ！ 」
「 はい！ 」
「 あんだよ、テメェも俺を疑ってんのか？ 」
「 ん？お前じゃないんだろ？ 」
「 ああ… 」
「 だったら堂々としてろよ！坂本もお前を信じて教官に反抗してくれたんだしよ
俺が真犯人をあぶり出して自主させてやるからよ 」
『 班長…！ 』
笑顔でそう言う班長が神様のように見えてくる。
…ホント、班長みたいな人が警察官になるべきなんだよね
…ああやって証拠がないことを図星突かれて、怒って誤魔化そうとした人なんかより、ずっとずっと班長の方が警察に向いてるや。
「 …甘いな班長は。疑いを自分で晴らさせないと、彼も父親のようになってしまう 」
「 テメェ…、オヤジのことを知りもしないで… 」
「 ああ、だから教えてくれないか？なぜ君が警察官を目指しているのかってこともね 」
『 …お父さん？ 』
「 ああ、坂本さんは知らないんだっけ 」
突然出てきた松田のお父さんの話に首を傾げていると、諸伏くんと萩原が教えてくれた。
どうやら松田のお父さんはプロボクサーだったが、殺人事件の容疑者になってしまい、誤認逮捕されてそのままボクサーをやめなければならなくなったらしい。
…その話を聞いて尚も思うけど、やっぱり警察は信用できないや。
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愛(プロフ) - よかった!!!!!!!救済ifだった!!!!!!! (2023年1月5日 21時) (
レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 待ってくれや..........坂本さんそっち側なのか!?死亡フラグたってるじゃん!!!!!!!( ｡ﾟДﾟ｡) (2023年1月5日 21時) (レス) @page48 id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こーさん | 作成日時：2022年11月8日 18時
