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「 ほら、私たち以外誰も聞いてないんだから全部言っちゃいなさい！ 」
「 Aがカイトくんのことどう思ってるのか、Aの声で聞かせて？ 」
蘭と園子にそう言われ、2人になら言っても良いかなって思えた。
…青子には申し訳ないけど、…私だって
『 …わたし、…ッわたし、快斗が好き…！！
…ずっとずっと、大好きだったもん…ッ 』
「 〜〜っ！そう！そうよA！
今なら蘭とあたし以外、だーれも聞いてない！ 」
「 園子の言う通りよ！
何にも気にせず言っちゃって良いからね！ 」
『 ッ蘭、園子…っ
あのね、ッ、…っわたし、快斗が大好きなの…っ！
…ッでも、青子のことも大好きだから、その恋を応援しないなんてできなくて…ッ 』
…もう、一度話しだしたら止まらなくて。
堰を切ったように話す私の話を何も言わずに聞いてくれる2人に少し申し訳ないという気持ちが芽生え始めるけれど、私の口は止まるということを知らない
『 快斗と距離置こうって決めたから、っ話しかけられる度に、何か理由をつけては快斗を避けてた、っ
…っでも、でも！…そんなの、辛くて辛くて仕方なくって、本当はもっとたくさん話したいし、…告白の返事だってしたい。
だけど、青子を裏切っちゃうことになりそうで怖くて…っ！ 』
私の頬が涙で濡れていく。
子供のように泣きじゃくる私をそっと抱きしめて、背中をトントンと優しく叩いてくれる園子と蘭。
「 …よく頑張った、アンタはよく頑張ったよA…！ 」
「 そうよ…！
友達が大切なのは分かるわ、私も園子やAが大好きで大切だから。
…だけど、それで自分の気持ちを無視しちゃっていいの？ 」
「 A、快斗くんのこと好きなんでしょう？！
それなら尚更、自分の気持ちに素直になりなさいよ！ 」
『 …！！ 』
…青子のことはもちろん大切だし、すっごく大好き。
でも、快斗のことだって青子とは違う意味で大好きで。
…この気持ちを青子に言わなかったら、それこそ駄目なんじゃないか。
そんな思いが頭の中を駆け巡った。
『 ……私、青子に言う！
──私も、快斗が好きだって！ 』
「 …！うん！がんばって！ 」
「 それでこそ我が幼馴染！！ 」
私、決めたよ。
───もう、嘘はつかない。
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冬眠。(プロフ) - 終わっちゃったんですね…‼でも何回も読み返します‼‼ (2022年12月27日 15時) (
レス) @page24 id: 4f6fc34427 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇月夜(プロフ) - 続き見たいです！書いて下さい、お願いします。 (2022年4月13日 15時) (レス) @page22 id: ad64d71acf (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - 久しぶりの更新…!!!!待ってましたありがとうございます!!!これからも楽しみにしてます！ (2022年3月12日 10時) (レス) @page19 id: e12f476466 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - よっかたあ、かいと彼女ちゃんが恋人同士なれて、青子ちゃんとも仲良しに戻れて。続きが楽しみです (2021年12月8日 20時) (レス) @page14 id: ef5d083eda (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - 新一はすごいなあ、彼女ちゃんが、元気がないことわかったし続きが楽しみです (2021年11月7日 22時) (レス) @page7 id: ef5d083eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こーさん | 作成日時：2021年10月24日 21時
