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『 ───白馬くん、さっきはありがとう 』

「 ああ、いいんだよ。

話の内容、なんとなく合わせてみたんだけど間違ってなかった? 」

『 いやいや!完璧だったよ! 』

「 そっか、なら良かった 」




私の家へと帰る途中、白馬くんにさっきのお礼を告げる。




『 ホント、白馬くんがいなかったら大変なことになってた

すっごく助かったよ、ありがとう! 』

「 っ…!…いいんだ、気にしないで 」

『 また今度、何かお礼させて! 』

「 いやいやそんな…!お礼されるほどのことじゃないから 」

『 ううん私がしたいの。ダメ、かな? 』

「 ……君がそこまで言うなら、…わかった 」

『 …!ありがとう! 』




…なんか私、お礼言ってばっかりだな。


まあでもそれくらい、白馬くんが素敵な人ってことなのかも 。




「 それよりさ、上原さん 」

『 ん? 』

「 …なんで黒羽くんにあんな嘘ついてたんだ?

君、黒羽くんのことが好きなんだろう? 」

『 …うん、好きだよ 』

「 じゃあなんで… 」

『 話すと長くなるんだけど…聞いてくれる? 』




私は白馬くんが頷いたのを確認して、事の内容を大々的に話した。


…もちろん、青子の名前は出さずにね




「 …なるほど。

つまり、君は自分の気持ちに蓋をしてるわけだ 」

『 そう、だね。

…これが、誰も傷付かない唯一の方法だと思うから 』

「 誰も傷付かないって…

…じゃあ上原さんは?上原さんはそれで傷付かないの? 」

『 私?私は… 』




正直、自分の気持ちには気付いてないフリしてたからよくわかんない。


だけど、青子のことも大事にしたい。でも、実際に心が痛くなってるのも事実。


…私の気持ちってなんなんだろう。




『 ……私は、友達がそれで安心して快斗と関われるんならいいかなって 』

「 …本当に? 」

『 ホントに 』

「 …その割には苦しそうな顔してるけど? 」

『 …! 』




…本当は、心が痛いなんて言葉で表せるようなもんじゃない。

正直、色々押しつぶされそう。



…でも、私は青子との友情を壊したくないから。


私が我慢すれば、何も失うものはないんだよ、白馬くん



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冬眠。(プロフ) - 終わっちゃったんですね…‼でも何回も読み返します‼‼ (2022年12月27日 15時) (レス) @page24 id: 4f6fc34427 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇月夜(プロフ) - 続き見たいです!書いて下さい、お願いします。 (2022年4月13日 15時) (レス) @page22 id: ad64d71acf (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - 久しぶりの更新…!!!!待ってましたありがとうございます!!!これからも楽しみにしてます! (2022年3月12日 10時) (レス) @page19 id: e12f476466 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - よっかたあ、かいと彼女ちゃんが恋人同士なれて、青子ちゃんとも仲良しに戻れて。続きが楽しみです (2021年12月8日 20時) (レス) @page14 id: ef5d083eda (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - 新一はすごいなあ、彼女ちゃんが、元気がないことわかったし続きが楽しみです (2021年11月7日 22時) (レス) @page7 id: ef5d083eda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こーさん | 作成日時:2021年10月24日 21時

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