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新一が事の大きさを理解して、快斗のことをすごい目で睨んでいたそのとき、私たちのことを見つけたであろう蘭に声をかけられた……のだが。
「 いた！A！新一！ 」
「 ！！ 」
「 もー…すぐどっかにいなくなっちゃうんだか…ら、 」
丁度蘭たちが向かってくる方向に立っていた新一は、こっちに向かってきた蘭と目があって大焦り。
慌てて私の後ろに隠れる新一を、苦笑いで見つめる。
「 ガ、ガキンチョじゃない！どうしてここにいんの？！ 」
「 な？びっくりだろ？コイツ、ここの子供らしいぜ？ 」
とっさに嘘をつく快斗だけど、さすがにそれは……
「 ええっ？！そうなの？！よく似てるわねぇ… 」
……信じちゃうのね。
…将来この二人が詐欺にひっかからないか心配なんだけど。
……まあでも、二人には最強の旦那がいるから大丈夫か。
「 ボク？お名前は？…って、日本語わかる？ 」
「 えーっと…
──…っアーサー！ボクの名前は、アーサー・ヒライだ！ 」
「 アーサー…ヒライ？ 」
「 ボクのお母さんが日本人で、それで… 」
アーサー・ヒライ ？
アーサーはきっと、アーサー・コナン・ドイルから取ったんだろうけど、ヒライって誰だ…？
「 お、お姉さんたちのお名前は？ 」
「 わたしは鈴木園子！ 」
「 わたしは毛利蘭で、向こうの木の下にいるのが、お父さんの毛利小五郎よ！よろしくね！ 」
「 う、うん、よろしく… 」
2人が自己紹介をすませ、私の後ろにいる新一を蘭がスーツケースの上に座らせる。
すると園子が、私達に「 ちょっと行ってくる 」とだけ言い、マーライオンの方へ走って行ってしまった。
…まあ、きっと京極さんとの待ち合わせだろうね。
「 ボウヤ、お父さんやお母さんは？ 」
「 えっと…に、日本に行ってる！ 」
「 ええっ？！アーサーくん、1人でお留守番なの？ 」
「 うん、だけど大丈夫！慣れてるから！ 」
「 …そんなら、オレ達と一緒に来るか？ 」
「 …いいの？ 」
「 …ああ…もちろん！ 」
お互いを睨みながら会話をする快斗と新一。
……いや、ぎこちなさすぎない？
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天資浅漬け - あたりの小説ってありますよね…これ当たりだわ。神。快斗と夢主に一つ言うとすれば…末長く爆発しろ☆ (2021年7月26日 21時) (
レス) id: be91a01192 (このIDを非表示/違反報告)
青 - 好き!!こう、あの、その…好き!!（語彙力）更新頑張ってください!応援してます! (2021年6月23日 15時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
なーるー*WithU*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください！KOCHUCHUさん！応援してます (2021年6月17日 21時) (レス) id: 02b5228d37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こーさん | 作成日時：2021年6月13日 18時
