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────翌日。

私はシンガポールで買ってきたお土産を青子に渡すため、青子の家を訪れていた。

…もちろん目的はそれだけじゃなくて、快斗に告白されたことも言うつもりでいる。

シンガポールで、なんてことは言えないけど。




『 はい青子!シンガポールのお土産! 』

「 わあ〜〜!ホントに貰っちゃっていいの? 」

『 もちろん!青子のために買ってきたんだから! 』

「 ふふっ、ありがとう! 」




そう笑みを向けてくる青子が可愛すぎて悶えそうになる所をなんとか堪える。

……駄目だ青子かわいすぎる。




『 それでね青子、私、青子に言いたいことがあって 』

「 言いたいこと?…あ、そうだ、青子もAに言いたいことがあるの! 」

『 そうなの?じゃあ青子から言って? 』

「 それじゃあ青子から…へへへ、聞いて驚け!

なんと、なんとなんと!!



青子、好きな人ができちゃいました〜〜!! 」

『 …えっ、ええ?! 』



衝撃の青子からの告白に驚きを隠せない私。


え、ちょ、青子に好きな人?!




『 誰?!私も知ってる人?! 』

「 うん!Aもよーく知ってる人! 」

『 ってことは、同じクラスの子とか? 』

「 うんっ! 」





……かわいすぎてため息でそう。





『 えーわかんない!誰にも言わないから教えて? 』

「 んー、誰にも言わないなら、Aにだけ教える!



青子が好きなのはね、──快斗だよ! 」

『 ………え 』





大好きな幼馴染の恋だから応援しなきゃと思って相手を聞いたのが馬鹿だったのかもしれない。

まさかの青子が好きだと言ったのは快斗で。

……どうしよう、…告白されただなんて、絶対に言えない。





『 …そ、そうなんだ! 』

「 うん!…あ、じゃあ今度はAの番ね!Aが青子に言いたいことってなーに? 」

『 ッ、えーっと……な、なんでもない!

対したことじゃないから気にしないで! 』

「 そうなの?ならいいけど… 」



大好きな幼馴染の恋を応援したい気持ちもあるけれど、私だって快斗のことが好きなのは事実。

…でも、そんな快斗から告白されただなんて、青子には当然言えなかった。…言えるわけがなかった。

…青子を傷つけそうで、怖かったから。



……だから私は、快斗にこの気持ちを伝えない。

私が我慢さえすれば、誰も傷つけることはないはずだから。



……この気持ちには、蓋をして生きていく──。




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○ 作者 ○→←.



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天資浅漬け - あたりの小説ってありますよね…これ当たりだわ。神。快斗と夢主に一つ言うとすれば…末長く爆発しろ☆ (2021年7月26日 21時) (レス) id: be91a01192 (このIDを非表示/違反報告)
- 好き!!こう、あの、その…好き!!(語彙力)更新頑張ってください!応援してます! (2021年6月23日 15時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
なーるー*WithU*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください!KOCHUCHUさん!応援してます (2021年6月17日 21時) (レス) id: 02b5228d37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月13日 18時

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