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……と、するとそのとき、遠くからボンッという音がして、私たちの周りは一気に煙に包まれた。

視界はとても悪くなり、よく見えないけど……多分、今のは快斗の煙玉だろう。





「 Ah!! 」

『 っ…?! 』

「 おらあ!!っ大丈夫かAちゃん! 」

『 おじさん…!っありがとうございます!! 』




背後から迫ってくる敵に気付いていなかった私を庇って、敵を背負い投げしてくれたおじさん。

……と思ったら、今度は蘭に手を引っ張られて。




『 っ蘭…!おじさ、っわ…! 』



それでも、元々運動神経があまり良くない私は、何もないところで思いっきり転んでしまって。

それを見逃さなかった敵の男が、私を強く引き寄せた。



「 HAHAHA… 」

『 っひ…!! 』

「 っA!! 」




拳銃をつけつけられている私を助けようとこっちに来る蘭を必死におじさんが引き止める。




『 蘭!私は大丈夫だから ! 』

「 A…っ!! 」

「 …Hey!!Kid!!
(おい!!キッド!!) 」

「 …?! 」




私に拳銃を突きつけてどうするのかと思えば、私でもわかる単語が海賊の口から出てきて思わずびっくりしてしまう。




「 What happens to your dear woman?
(お前の大切な女がどうなってもいいのか?) 」

「 っ……!! 」

『 …? 』

「 …What are you going to do with her?
(そいつをどうするつもりだ) 」

「 It depends on your actions.
(お前の行動次第だ) 」




なんて言ってるのかはわかんないけど、キッドの焦ったような表情から良くないことを言われてるのは確か。

………まただ、また私のせいで快斗を困らせてる…。

…少しくらい、自分の力でなんとかしなきゃ。





『 …私だって、 』

「 A? 」

『 …私だって、やるときはやるんだからッ!! 』

「 …?!Oh!!! 」




敵の顎に思いっきり頭突きを食らわせ、敵の力が緩んだ隙に腕から抜け出る。




『 伊達に最強空手部女主将の幼馴染10年もやってないんだからね!! 』

「 ちょ、A…笑 」

『 …っキッド!!私のことはいいからアーサーくんを!! 』

「 …おう!! 」




私の言葉に蘭は、「 アーサーくん…? 」なんて呟いてるけど、今はそんなこと気にしてる場合じゃない。

…私も、頑張らないと。




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天資浅漬け - あたりの小説ってありますよね…これ当たりだわ。神。快斗と夢主に一つ言うとすれば…末長く爆発しろ☆ (2021年7月26日 21時) (レス) id: be91a01192 (このIDを非表示/違反報告)
- 好き!!こう、あの、その…好き!!(語彙力)更新頑張ってください!応援してます! (2021年6月23日 15時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
なーるー*WithU*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください!KOCHUCHUさん!応援してます (2021年6月17日 21時) (レス) id: 02b5228d37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月13日 18時

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