検索窓
今日:846 hit、昨日:820 hit、合計:203,529 hit

. ページ21

.




『 ……新一…もう私のメンタル持ちそうにない 』

「 おー、俺も 」




目の前で好きな人が、いくら幼なじみとはいえ女の子と手繋いでたら、誰だってメンタル崩壊すると思う。



……はあ、もう無理かも




『 んあー、ごめん新一、先に部屋戻ってる 』

「 ん、しっかり休めよ 」

『 ありがと、新一もがんばれ 』

「 おう 」




……部屋でゆっくりしよ。






.







.







side . 黒羽快斗




名探偵と蘭ちゃんが付き合ってたことが発覚して、今その蘭ちゃんと手を繋いでる。

……なんっでAは教えてくれなかったんだよ




「 …あれ?新一、Aがいない… 」

「 え? 」

「 帰っちゃったのかな…、

私ちょっとアーサーくんに聞いてくる! 」




そう言って手を離し、名探偵の所に向かっていった蘭ちゃん。


……名探偵、照れてやんの




「 …新一〜!Aね、少し体調悪くなったから部屋に戻ったんだって……大丈夫かなあ、 」

「 …悪い蘭、俺そろそろ戻るわ! 」

「 …え、あ、新一?!ったくもう! 」




蘭ちゃんには悪いけど、ちょっと早めに上がらせてもらう。

理由?………察してくれ。







.








.









side . You




部屋で水を飲みながら携帯を触っていると、突然この部屋の扉をノックする音が聞こえた。

…誰だろ。新一かな?

なんて考えながらドアを開けると、目の前には高校生姿(・・・・)の新一が。

…高校生?……あ、快斗か。




『 …って快斗?! 』

「 ちょっ、声でけえよ!

今は、工藤新一なんだから快斗って呼ぶな! 」

『 あ、ごめん… 』

「 ったく……あ、そうだ、体調大丈夫か? 」




そうやって問うてくる快斗だけど、正直私にはどういうことかわからない。



体調って、私全然元気なんだけども。




『 ……体調?別に大丈夫だけど…急にどうしたの 』

「 え?いや名探偵が、Aなら体調悪くなったから先に戻ったっつーから 」

『 新一が? 』




……もしかして新一、私がメンタル持たなくなって先に帰ったのを誤魔化すためにそう言ってくれた…のか?



…だとしたら感謝だな、明日にでもなんか奢ったげよ。





「 …ま、元気そうなら良かったよ。

んじゃ、顔見に来ただけだから、俺もそろそろ戻るわ。ゆっくり休めよ。…おやすみ 」

『 …?!お、おやすみ!! 』




そう私の頭をポンポンして帰って行った快斗。


……なんかもう何でもいいや(単純)




.

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (135 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
575人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天資浅漬け - あたりの小説ってありますよね…これ当たりだわ。神。快斗と夢主に一つ言うとすれば…末長く爆発しろ☆ (2021年7月26日 21時) (レス) id: be91a01192 (このIDを非表示/違反報告)
- 好き!!こう、あの、その…好き!!(語彙力)更新頑張ってください!応援してます! (2021年6月23日 15時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
なーるー*WithU*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください!KOCHUCHUさん!応援してます (2021年6月17日 21時) (レス) id: 02b5228d37 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月13日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。