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いくら少年探偵団の皆が探してくれても見つからない快斗。
……もう帰っちゃったのかな。
「 Aお姉さんのお友達、見つからないね… 」
『 なんかごめんね… 』
「 もういっそ、迷子の放送流してもらえばいいんじゃねえの? 」
「 ダメよ。高校2年生の迷子なんて、放送してくれるわけないわ。
それに、そのお友達も恥ずかしい思いをすることになるのよ?貴方たちみたいに小学生だったらいいものの… 」
「 だ、だよな… 」
哀ちゃんのその言葉に新一と博士と共に苦笑を零す私。
……するとそのとき、私のスマホが振動し、メールの着信があったことを知らせた。
〔 快斗 : 適当に切り上げて一緒に帰ろうぜ 〕
……快斗、まだ帰らずに残っててくれたんだ。
…もしかしたら待っててくれたのかも、なんて勝手に考えて、自惚れちゃいけないと我に返る。
……よし、皆には適当に言ってさっさと帰るか(おい)
『 ……ごめんみんな、その子からメールきた… 』
「 ええ?! 」
「 というか携帯持ってたんですか?! 」
「 ならさっさと連絡しろよなー 」
『 あはは…ごめんね… 』
「 …じゃが、それなら早く行ってあげたほうがいいんじゃないか?
Aくんの友達もAくんを探しとったじゃろうし 」
『 そだね…ありがとう少年探偵団!博士! 』
「 Aお姉さんじゃあねー! 」
『 うん!ばいばい! 』
皆と手を振って別れると、すぐ角を曲がって快斗に返信を送る。
〔 私 : ごめん今どこ? 〕
〔 快斗 : 外。入り口んとこ 〕
〔 私 : おっけ。すぐ行く 〕
〔 快斗 : 了解 〕
そこまでやり取りしたあと、電源を落として走って入り口まで向かう。
……ちゃんと待っててくれるとこも好きだなあ、なんて。
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天資浅漬け - あたりの小説ってありますよね…これ当たりだわ。神。快斗と夢主に一つ言うとすれば…末長く爆発しろ☆ (2021年7月26日 21時) (レス) id: be91a01192 (このIDを非表示/違反報告)
青 - 好き!!こう、あの、その…好き!!(語彙力)更新頑張ってください!応援してます! (2021年6月23日 15時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
なーるー*WithU*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください!KOCHUCHUさん!応援してます (2021年6月17日 21時) (レス) id: 02b5228d37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月13日 18時