□ . 東雲警部補 ページ3
.
side:No
ーーーとある晴れた日の昼下がり。
今日も今日とて少年探偵団は、サッカーをするため公園へと向かっていた。
……のだが。
その道中、何やら違和感を覚えたらしいコナンが脇にある路地へと入っていく。
もちろん探偵団は皆着いてきた訳なのだが、その先でなんと人の遺体を発見。
そしてすぐさまコナンの指示で灰原が警察に通報。
コナンは子供たち三人に近寄らないよう指示し、しばらく遺体の周りを見て回っていると、パトカーのサイレンの音が聞こえ、一人の警察官がやって来た。
「 ーーーあ!松田刑事!! 」
「 げっ、またお前らかよ!! 」
「 あら、酷い言われようね 」
「 実際お前ら現場という現場にいやがるだろ 」
「 えへへ 」
「 えへへじゃねえよ 」
『 ーーー松田、知り合い? 』
最初は松田のことを怖がっていた子供たちだが、今では彼をイジれるくらいには仲良く(?)なった。
そのため今日も楽しそうに会話をしていたが、松田の後ろから、どうやら車を止めていたらしい一人の女性警察官がやって来て。
そんな彼女の姿を見て固まる少年探偵団。
「 ああ、コイツらはーーーー 」
「 ーーーわあああ!もしかして、松田刑事の彼女さん?! 」
『 え? 』
「 すっげえ美人な姉ちゃんだな!! 」
「 松田刑事、いつの間に彼女作ってたんですか?! 」
「 馬鹿野郎。コイツは彼女じゃねえよ 」
「 え?じゃあーーー 」
『 ーーー初めまして…やんな!うちは東雲A!大阪府警から異動してきたばっかりやねん! 』
「 えっ!刑事さんなんだ!! 」
「 もー!てっきりデート中に来たのかと思いましたよ!! 」
「 なわけねえだろ!! 」
いじられまくっている松田はさておき、コナンから順に東雲へ自己紹介を始めた少年探偵団。
持ち前の明るさですぐ探偵団と打ち解けた東雲だったが、またすぐに切り替えて事件の話を聞くことに。
『 えっと、第一発見者が君らやねんな 』
「 そうだよ! 」
「 なんか変だなと思って来てみたら、被害者の人を見つけたんだ! 」
『 なんか変って、それでよう来てみよう思うたなあ 』
「 …東雲。コイツら舐めたらダメだぜ 」
『 え? 』
「 まあいわゆる、コイツらは死神みてえなもんだからな 」
『 ……は???? 』
.
309人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Riruru(プロフ) - ミステリートレイン、緋色シリーズとかの話が読みたいです! (12月6日 11時) (レス) @page5 id: 0915f8ec75 (このIDを非表示/違反報告)
piyo1234(プロフ) - とてもおもしろいです..😢💘更新頑張ってください💪🏻 (11月19日 22時) (レス) id: b54c7f201d (このIDを非表示/違反報告)
深夜 - 松田刑事は巡査部長ですね (11月10日 23時) (レス) id: a6a7dc2a47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こーさん | 作成日時:2023年11月7日 20時