怪盗さんとの恋物語 (ページ10)

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「 …おや？Aちゃんじゃないか！」

『 …え？』

「ほら、覚えとらんか？君の幼馴染の…！」

『あ！！！思い出した！！青子パパ！！』

「ん？なんだ、知り合いか？」

『あ、こちら、江古田の幼馴染のお父さんで警視庁の警部さん！！中森警部です！！』

そうだそうだ、思い出した。

江古田の幼馴染、青子のお父さんだ。
最近会ってなかったから、すっかり忘れてた。

「 …にしても蘭の奴おせーなー… 」

「きっとどっかで迷ってるんですよ。
蘭って方向音痴だから…ま、Aほどじゃないけど。」

『え』

「どーせ方向音痴ですよ！」

「あ、蘭… 」

ねえ今の蘭だけじゃなくて私も貶されたよね？？？？

……私、自分が方向音痴だなんて思ったことないんですけど。

「部屋の外の様子どうだった？」

「廊下は刑事さんでごった返してたわよ」

『ねえ蘭、私って方向音痴なの？』

「まあ…そうなんじゃない？」

「アンタねえ、無自覚の方向音痴って恐ろしいわよ？…いつだったか、夏祭り行ったとき、思いっきり迷子になってたじゃない！」

『 …そうだっけ？』

「 A…(呆) 」

「忘れたとは言わせないわよ？！
新一くんと蘭と私で探しまくったんだからね？！」

『あ、あはは、、…その説はお世話になりました… 』

……なんでそんなこといつまでも覚えてんのよ、園子

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