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─翌日─
昨日はちゃんと家まで快斗に送ってもらって、ついにデート当日。
快斗が私の家に来てくれる予定なんだけど、その時間まで何度も何度も自室にある鏡の前でファッションショーしたり
クルクル回ってみたりして、ギリギリまでおかしいところはないか最終確認。
『 変……じゃない、よね 』
髪の毛も整えたし、服装も何回も確認したから大丈夫なはず!!
よーし快斗、いつでも来い!!!
…なんて1人で意気込んでいると、遠くから聞こえてきたお母さんの声。
「 Aーー!!快斗くん来たーー!! 」
『 はーーい!!今行くーー!! 』
我が家の2階にある自分の部屋から降りて、快斗のいるであろう玄関に向かう。
…もちろんもう一回、鏡を見てからね。
『 ご、ごめん快斗!!準備に手間取ってて……! 』
「 ……、 」
『 …??快斗? 』
「 っへ、あ、悪い、 」
『 …なんか変? 』
「 え、いや、その、 」
……気合、入れすぎちゃったかな。
…………変、って思われてたらどうしよう。…立ち直れる気がしない。
「 どーお快斗くん!!♡ウチのAは!!♡ 」
『 っちょ…! 』
「 快斗くんと出掛けるからって昨日から気合入れてたのよ〜!!♡かわいいと思わない??♡ 」
『 ねえお母さん!!!!! 』
急に出てきてなにを言い出すかと思えば、隠しといてほしかったことをべらべらと喋るお母さん。
……頼むからやめてくれ。恥ずかしくて死ぬ。
「 …か、かわ、いいと思いますよ!…俺は好きっす、それ 」
『 ………へ 』
「 きゃあ!!!♡ 」
……ごめん私ついに幻聴聞こえてきたかもしれない。
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名無しちゃん。 - 夢主ちゃん可愛い...。更新頑張ってください! (2021年6月6日 9時) (レス) id: bb084ba885 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月4日 17時