怪盗さんとの恋物語 (ページ4)

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〈 ……でも待って？新一とその友達がそっくりってことは、Aが2人で歩いてたのって男の子、よね？〉

『 …え』

蘭にそう言われ、思わず言葉に詰まる。

… まあ一緒にいたのは男の子ですけど。
いかにも片想い中の男の子ですけど！！！(必死)

〈で〜？どーなのよ〜？笑〉

『 …うん、蘭が思ってる通り男の子だよ、
小学校からずっと学校が同じ、この前話した幼馴染。』

〈あぁ〜！！Aの好きな子ね！！カイトくん、だっけ？〉

『ちょっ、！！声大っきい…！！
コナンくんに聞こえちゃう…！！』

〈コナンくん？〉

『あ、いや、あの子、すぐ首突っ込んでくるでしょ？だから聞かれたらまずいなあ〜、って』

〈ふふ笑確かに笑ごめんごめん笑〉

危ない危ない、私に好きな人がいるだなんて新一に知られた暁には、絶対質問攻めにされるに決まってる。

なんとしてでも新一だけにはばれないようにしないと。

〈 …あ、そうだA 〉

『ん？』

〈 3月31日にお父さんとコナンくんと私で米花博物館に行くことになったんだけどAも行く？というか園子が無理矢理にでも連れて行くって言ってるんだけど… 〉

『 3月31日？ちょっと待ってね… 』

3月31日と言えば、快斗が行動を起こすって言ってた日。

…まあ特に私がすることもないんだけど。

〈どう？空いてる？〉

『 …うん！！大丈夫！！』

〈よかった！じゃあ園子にも連絡しとくね！〉

『わかった！ありがとう！』

どうせ蘭たちに誘われなくても行くことになってたはずだから、ここはOKしといた方がいいよね。

後々楽になるかもしれないし。

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