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「「 ───ええっ?!
カイトくんからデートに誘われた?! 」 」
あのあとすぐ解散になったため、急いで家に帰り、着替えとかお泊まりセット諸々を準備して園子の家へ。
あ、もちろん両親に許可もらったあとでね。
そして園子の家では、ご飯を頂いたりお風呂を借りたりした後に、今は園子の部屋で女子トークに花を咲かせているところ。
「 ど、どういうこと?! 」
「 詳しく説明しなさい!! 」
『 詳しくって言われても、明後日、一緒にどっか行かないかって誘われただけで… 』
「 うわー、カイトくんもやるわねぇ!! 」
「 デートのお誘いかあ…ふふっ、いいじゃない! 」
『 べっ、別にデートとかじゃないから!!ただ出掛けるってだけだよ、きっと… 』
「 それをデートって言うのよ!! 」
デート、か。……いい響き。
「 ねえ、A。カイトくんの写真とか持ってないの? 」
『 え? 』
「 新一くんにそっくりなんでしょ?あるんなら見せてよ! 」
『 …あーっと、写真は…… 』
「 お願い!ちらっとしか見たことないから、ちゃんと顔見てみたいのよ! 」
『 ……えっと、…ら、蘭!蘭は見たくないよね?! 』
「 …ごめんA。私も気になるかも… 」
『 …嘘でしょ 』
慌てて助けを求めるも、まさかの蘭にまで敵に回ってしまう始末。
……さすがに快斗の写真を見せる訳にはいかないんだけどな…。
「 ね、幼馴染なんだから持ってるんでしょう? 」
『 いや、ホントに新一と同じ顔だから!!ちょっと髪型が違うだけでほとんど双子!!(?) 』
「 ふふ、なあにそれ笑 」
『 でもホントなの!!ホントに新一だから!! 』
「 ……ったく仕方ないわね。そんなに見せたくないならいいけど…。
まさかアンタが、そんなにヤキモチ妬きだとは思わなかったわよ 」
『 …へ?! 』
「 ホントにね笑 」
「 そんなに心配しなくても、あたしたちはカイトくんに惚れたりしないわよ! 」
『 ……え、いや、そういう訳じゃ…!! 』
今更撤回してももう遅く、園子と蘭の中で、私はヤキモチ妬きな幼馴染になってしまった。
……まあでも、快斗の写真を見せなくても良くなっただけいいか。
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名無しちゃん。 - 夢主ちゃん可愛い...。更新頑張ってください! (2021年6月6日 9時) (レス) id: bb084ba885 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月4日 17時