怪 盗 さ ん と の 恋 物 語

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『 っただいま… 』

「 おかえりー…ってどうしたのその顔？！ 」

『 …へ 』

「 ちょっと〜、気持ち悪いくらい顔ニヤけてるわよ？ 」

『 っえ、ウソ… 』

「 ウソなんかじゃない、園子の言う通りよ！
…あ、もしかして今の電話でなんかあったの？ 」

『 、いやいや！！何もないよ…んふふ笑 』

「 いーや！！その気持ち悪い笑い方！！絶対なにかあった！！

…！…わかった、カイトくんね？電話の相手、カイトくんだったんでしょ！ 」




図星を付かれ、思わず言葉に詰まる私。


でも、ここで嘘をついたって園子や蘭にすぐバレちゃうはず、だもんね。




「 で？どうなのよ？ 」

『 ……大正解 』

「 やっぱり！ 」

『 …なんでわかったの？ 』

「 ったく、いーい？Aがそんなことになるのは、美味しい物食べた時か、カイトくん関係のことがあったときだけって私たち知ってるんだからね！ 」

『 ……まじ？ 』

「 まじ！！ 」




“ 幼馴染様ナメんじゃないわよ！ ” …なんて胸を張って言う園子に、“ ホントにね笑 ”って笑う蘭。


……幼馴染に嘘は付けないってか。




「 それで、何があったの？全部吐きなさい！ 」

『 なにって…へへ笑 』

「 幸せそうね〜 」

『 だって〜 』

「 もう！！こんなんじゃ埒があかない！！今日は事情聴取よ！！

蘭！！A！！帰ったら着替え持ってウチ来て！！ 」

「『 え ？！ 』」

「 返事はイエスしか受け付けてないわよ！！緊急お泊り会するんだから！！！ 」




……改めて思うけど、やっぱり園子って行動力半端ないよね。





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