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『 え?今日の昼、渋谷で新一と2人で歩いてなかったか? 』
夜、ご飯を食べ終わって自分の部屋で
のんびりスマホを触っていたとき。
急に蘭から電話がかかってきた。
〈 そう!私、2人の名前叫んだんだけど、結局見失っちゃって … 〉
『 …あー、 』
〈 絶対Aと新一だと思ったんだけど… 〉
……心当たりが全く無いわけではない。
─── 実際、私は渋谷にいたのだから。
だけどもちろん、新一といたわけじゃない。
だって今新一は江戸川コナンくんになってるし
蘭に黙って2人で出かけるなんてこと、絶対しない。
〈 お父さんとコナンくんにも言ってみたんだけど
愛想つかされた、とか人違いだ、とかなんとか言われて…だったらAに直接確認してみて!ってコナンくんが! 〉
新一め、絶対に違うって証明するために私のこと使いやがったな
……今度会ったらアイス奢ってもらうから
〈 それで、実際どうなの?
あれはAと新一だったの? 〉
『 んー、確かに今日、渋谷にいたよ。 』
〈 …っじゃあ、!! 〉
『 でも新一とじゃないよ。友達と行ってたの。 』
〈 友達? 〉
『 そうそう。江古田のね。
…まあ、蘭が間違えるのも無理ないと思うよ?
なにせその子、新一とそっくりだから 』
〈 新一と…? 〉
『 私も初めて会ったとき、びっくりしたもん 』
〈 そっか…! 〉
蘭は安心したように声を出す。
…そりゃそっか、旦那が幼馴染と2人っきりで出かけてたって思ったら、気が気じゃないもんね。
『 大丈夫だよ蘭。蘭の旦那は取ったりしないから 』
〈 んなっ…?!
…も〜、旦那じゃないってば! 〉
………照れてる蘭もかわいい。
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名無しちゃん。 - 夢主ちゃん可愛い...。更新頑張ってください! (2021年6月6日 9時) (レス) id: bb084ba885 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月4日 17時