怪 盗 さ ん と の 恋 物 語

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あれからすぐ、茶木警視に近くの人とペアを組んで合言葉を決めてくれって言われたから、園子と一緒に合言葉を決めた。

私が怪盗って言ったら園子はキッド。
なんにしようかって迷ってたら園子がこれがいいって。
…うーん、さすが園子。


それから真田一三さんっていう男のマジシャンの方が園子ママと協力してキッドの格好して余興をやったり

また怪盗キッドから予告状(？)が届いたりと船内は大騒ぎ。

と、そんな時、園子があることを発見する。



「 ちょ、ちょっと蘭…胸の真珠、どこ行ったの？ 」

『 あ、ほんとだ… 』

「 え？ウソ…
…あ、すみませーん！！誰かその真珠拾ってください！！ 」




落ちている真珠を見つけた蘭が、近くにいた男の人に真珠を拾って、とお願いした次の瞬間、黒真珠から煙が吹き出てきて、辺り一面真っ白に。



『 っえ、なに？ 』

「 なんだ今の音は？！ 」

「 し、真珠だ…真珠が爆発した！！ 」

「 ええっ？！ 」

「 まさかキッドが真珠に… 」




すると、どこからともなくたくさんの真珠が転がってきて、次々と爆発し始める真珠。




『 っわ、 』

「 っA！！、大丈夫？ 」

『 あ、蘭…ありがと、ごめんね、 』

「 っ、 」




びっくりして転びかけた私を蘭が支えてくれた。


……蘭がちょーイケメンだ。





「 冗談じゃありませんわ！！ 」

「 こんな真珠着けてられんぞ！！ 」

「 うわっ、 」

「 おい、押さんでくれ！！ 」

「 爆弾よ、爆弾！！ 」

「 に、逃げろ！！ 」




茶木警視が落ち着いて、と声をかけるも、皆すでにパニック状態のため、混乱は落ち着かない。


そしてそのまま騒ぎが収まることはなく、ついには誰かが園子ママにぶつかって園子ママが倒れてしまった。



「 マ、ママ！！、 」

「 大丈夫ですか？ 」

「 あ、ゴメンなさいね蘭ちゃん… 」




倒れた園子ママを、そっと後ろから支えて助けた蘭。


……今日の蘭、いつにも増してイケメンじゃん。




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