検索窓
今日:2 hit、昨日:17 hit、合計:112,640 hit

ページ8














紗良「へえ…そうなんだ、そんな子いるんだね、桜花に」


黒木「頼まれてくれるかな」


紗良「私で役に立つなら。いつ行けばいいですか?」


黒木「紗良の都合のつく時でいいよ」


紗良「わかりました、あ、じいじにお礼の電話しよっと」


『ねー、Aちゃん!聞いてる?』


「え、あ、ごめん!何?」











少し離れた2人の会話に集中しすぎて、
全然聞いていなかったと反省し、

問題集に視線を戻した。…のだけれども。












『最近Aさん、ボーッとしてるよね。なんかあったの?』


『Aちゃん、恋でしょ〜?』


『私Aっちの恋愛事情聞きたいな〜?』


「なっ、何言ってるんですか!ほら勉強!」












なんて、女の子たちが騒ぎ出した。

どの世代の女の子も、
恋バナで盛り上がるのは共通らしい。












『ね、黒ちゃんも聞きたいよね?』












助けて、という意味も込めて、
黒木先生の方を見ると、












黒木「そうだね。休憩がてら聞こうか」


「ちょ、!」


『ほらぁ!全部話しちゃいなよ!!』


『え、彼氏は?いるの?』


「んん…いないよ。半年前くらいに別れちゃった」


紗良「どんな人だったんですか?」


「紗良ちゃんまで…」












頼みの綱が、完全に切れた。

電話を終えた紗良ちゃんは、
私の隣にちょこんと腰を下ろした。












『顔は〜?』


「んー…顔はイケメンだったと思う、
仕事人間で、ほんとにわたしのこと好きなのかなって思ってた、けど…」


『けど?』


「別れてからね、思ったんだよね。
あーほんとに好きでいてくれてたんだなーって」


『より戻したりしないの?』


「んー…どうだろ、わかんないや」


黒木「…」













・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (184 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
294人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

理音(プロフ) - ドキドキが止まりません(((;゚Д゚)))ドキドキ展開がもう好きすぎます!!これからも応援してます!! (2022年1月15日 1時) (レス) @page30 id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - 寧那さん» うわぁ、嬉しい…ありがとうございます…!! (2021年12月12日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - どんぐりさん» ありがとうございます〜! (2021年12月12日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
寧那 - 何故、投票が1回しか出来ないんでしょう…!!でも、読むたんびに1番右側の星を押させてもらってます!!応援してます!! (2021年12月12日 15時) (レス) @page30 id: 8653afb737 (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり(プロフ) - 初めまして。とても面白くて何回も読み返してます!頑張ってくださいヾ(・ε・`*) (2021年12月10日 11時) (レス) @page23 id: 8a839eaa9e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紅茶 | 作成日時:2021年12月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。