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佐倉「それで大量の宿題出すように言われて。
他の教科の宿題もあるだろうし、
子供たち大丈夫かなーって、」
橘「や、それは…」
木村「大事大事。宿題は大事。
ここに来て勉強してたとしても、
家では何してるかわかんないすからね、あいつら。
宿題出しとけば、家での過ごし方が見えるっていう」
佐倉「まあそうですけど…」
橘「君もたまにはまともなこと言うね」
「ほんと、珍しいですね…」
木村「ちょ、片岡先生まで!酷くないー?」
橘「じゃ、お先です失礼しまーす」
桂「お疲れ様でした〜!」
先生たちが去り始めると、
丸つけを終えた佐倉先生は、
「ふう、」と息を吐いた。
黒木「佐倉先生。ノルマはどうなりましたか」
佐倉「へ?」
黒木「特別講習の件です」
佐倉「申し込まれてなかった3名のうち、
2名は受講意思の確認が取れました。…が、」
黒木「が?」
佐倉「武田くんのお母様とは今日、電話でお話ししたんですが、
講習は受けさせないと仰ってまして」
黒木「理由…聞きましたか?
個別塾に行くとか家庭教師をつけたとか」
佐倉「いや、その…それがですね。
お母様が仰るには、ご夫婦で意見が合わない、だそうです」
黒木「ほおー…」
黒木先生はニヤニヤと頬を上げた。
佐倉「お母様は受けさせたいようでしたが…」
黒木「なるほど…そういうことでしたか」
佐倉「はい」
黒木「では、明日にでもご両親を呼んで面談してください。
必ずご両親とも呼んで、この講習の意義を説明して説得してください」
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紅茶(プロフ) - 埜多羅さん» 大丈夫ですよ!ありがとうございます!! (2021年12月7日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - なっちゃんさん» ありがとうございます〜! (2021年12月7日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
埜多羅 - ごめんなさいm(_ _)m💦間違えて1つ多くコメントが… (2021年12月5日 22時) (レス) id: 0765040fa1 (このIDを非表示/違反報告)
埜多羅 - 毎日見に来てしまうくらいとても好きになりました(笑)これからも頑張ってください! (2021年12月5日 22時) (レス) id: 0765040fa1 (このIDを非表示/違反報告)
埜多羅 - 毎日見に来てしまうくらいとても好きになりました(笑)頑張ってください! (2021年12月5日 22時) (レス) id: 0765040fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅茶 | 作成日時:2021年11月25日 0時