・ ページ9
・
《 馨 side 》
馨「うん…ほんとにそうだね。
僕ね、今の関係が壊れるのが怖いんだ。
それに、鏡夜先輩やモリ先輩に勝てる気がしなくて、
…逃げちゃうんだ、どうしても。
ねえ、光。僕ハルヒのこと好きだよ。
僕らの間に入れてもいいと思った女の子だもん。
でもそれは、独占したいとかそういう強い気持ちじゃなかったんだ」
そう伝えると、
光は少しだけ俯いた。
光「…僕は…殿とハルヒが近づいてくのが悔しかった」
馨「…うん」
光「馨とハルヒが一緒にいるの見ても、
お前のことすっごいムカついて…
馨がハルヒのこと好きなんじゃないかって…」
馨「うん、
…ガンバレ、光。応援してる」
これからは今までみたいに、
ずっと一緒にはいられないと思うけど。
それでもずっと応援してるから。
馨「じゃあモリ先輩、ハニー先輩。色々ご迷惑おかけしました」
光邦「う、うん…カオちゃん、でも…」
馨「ほら光も！」
光「ドーモ、お邪魔しましたー」
馨「帰ろ、光。帰って久々に一緒にお風呂入ろ！
いつものお揃いのパジャマで枕並べて寝よーよ。
そんでさ、明日っからは別々の部屋にしてもらおう？」
光「え、かお…」
馨「僕ちょっと憧れだったんだよねー、1人部屋って！
それから部の2人での接客も廃止しないとネ。
まあそれは今度鏡夜先輩に相談するとしてー、あとは…」
光「馨！」
馨「…いいきっかけだと思うよ、光。
どっちかに他に大事なものができたらそうしなきゃって思ってた。
僕らはもっと世界を広げて…
もっと沢山の人に見分けてもらってさ、
自立して1人でもやっていけるようにならなくちゃ」
光「馨…」
馨「でも恋愛相談はいつでも聞くから！
イヤー、大変だよね、光もさー。
ハルヒってばどう考えても光のこと全っ然友達以上に見てないしー？
恋愛感情とはいかなくてもなーんか殿のことヒイキしてるしネー？」
光「おまえ…いきなりキツくねえ…？」
馨「イヤイヤ、光の為にもこーゆーのはシビアに分析しませんとネ。
お邪魔虫にはならないようにするからさ。せーぜー頑張って」
光「…」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 885人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くぅかな(プロフ) - こここ、これは一体誰とくっつくのー\(//Д//)/ 個人的にはモリせんぱい…。 (2022年7月11日 1時) (
レス) @page48 id: c4e0c26ecd (このIDを非表示/違反報告)
夏目 - お話の構成、恋愛模様などとても面白くて、何回も読んでいます…！！1年後でも何年後でも待っているので、やる気が出て余裕があれば続きを書いてくだされば嬉しいです(*´∀｀*)続きを楽しみに何年後でも待ってます！！ (2022年7月2日 14時) (レス) @page42 id: 9e93016f5c (このIDを非表示/違反報告)
ハント - この話本当に好きで、何周も読んでます。続きを楽しみに待っています！ (2022年5月21日 14時) (レス) id: f6410f9ee4 (このIDを非表示/違反報告)
あーち - 続き楽しみにしてます！！更新頑張ってください！応援してます(^^) (2022年4月21日 22時) (レス) id: a4caff25ae (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています！ (2022年4月1日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅茶 | 作成日時：2022年3月10日 22時
