こっち向いて。【Ryosuke.Yamada】

LOVE １ ページ23

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涼介『Aせーんせっ』







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お昼休み。







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扉から、ひょっこり顔を出す。







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『あっ、』







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涼介『暇だから来ちゃった…！』







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ペロッと舌を出す山田さん。








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『もーっ、休憩所じゃないん……っ、』







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ｷﾞｭｯ







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手を引かれ、あっという間に腕の中。







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『ちょ、こんなところで』







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離れようともがいてみるけれど、







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涼介『A先生？』







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澄んだ瞳で見つめられ、動けなくなる。







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涼介『……好きだよ』







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２度目のその言葉は、私の体温を急上昇させて。







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『山田さん、』







涼介『涼介。』







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『え……』





　

涼介『涼介って呼んで』







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髪の毛を撫でながらそう言われ、







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『いや、あの………』







涼介『早く……』







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『……りょ、すけ…くん？』







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今までにないくらい、顔がカーっと熱くなる。







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涼介『ふふっ、顔真っ赤』








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からかうような視線と、やさしく頬に滑る指。








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涼介『かわいいです、…A先生』







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いつでもストレートな表現に、振り回されてばかりの私。







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涼介『……今日、時間ありますか？』







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