こっち向いて。【Ryosuke.Yamada】

１２＿Ryosuke ページ12

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『綺麗ですね……、』







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カフェの窓の外から見える大きなツリーには、暖かい色のオーナメントが飾られている。







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３日後は、クリスマスだもんね。







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涼介『A先生のその横顔の方が綺麗です…！』







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思ったことを正直に言う。








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『もうっ、……からかわないでくださいよ』







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だって、かわいいんだもん。







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『そういうことは、他の人に言ってください』







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涼介『他の人…？』







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『………………』







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目を泳がせるA先生。








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真剣に考えてくれてないんだなって思うと、悔しくなってきて。







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涼介『からかって……ないって』







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かたん、と音をたてて机におくマグカップ。







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涼介『いつまでバカにするんですか…？』







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小さく、そう呟く。







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『バカになんて……してないです』







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嘘だ。







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こんなに毎日アピールしてるのに、どうして振り向いてくれないんだよ…







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『山田さんこそ、…どうして私なんですか？』







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え？







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『もっと他にいい人、いるんでしょ…？』







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店内には、賑やかなクリスマスソングが流れている。







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今日は、ケンカなんてしたくないのに。







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『私は山田さんのこと、好きじゃない…』







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涼介『っ……、』







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あつこです。

この度、Twitterを始めまして！
こういうのに乏しくて、全く慣れていませんが、
フォローしてくれるの待ってます…♪笑

@inoatsu0622です。

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