第五十六話 ページ14
太宰さん「社長に盛った毒の正体を教えてもらおうか。
君の目的はわかっている『本』を得るためには横浜の異能者を根絶やしにする必要がある、
けど君たち《鼠》にはギルドのように街ごと焼き払う兵力がない、
だから暗殺で探偵社とマフィアの頭を落とそうとした」
ドストエフスキー「何故そう思うのです？」
太宰さん「...私ならそうするからさ」
ドストエフスキー「似たもの同士と云うわけですか、いいでしょう。ぼくが盛った毒は『共食い』の異能です」
...っ共食い...？
ドストエフスキー「2組織を潰すのは私ではありません。貴方がたです。
ある犯罪者の持つウィルス型の異能です。
小型異能生物が48時間かけて成長し宿主二人の体を食いやぶります。
但し、その前に宿主どちらかが死ねば異能は停止します」
太宰さん「社長を救うには...もう一人の宿主である森さんを殺すしかない...」
ドストエフスキー「異能無効化は諦めてください。
重要臓器内に隠れたウィルスを探して触れるのはじさつ行為です。
どうします？マフィアと相談でもしますか？」
...まさか...此処まで最悪の手を使ってくるとはな。
私の無効化で解決するにはその犯罪者本人を見つけ出し、触れる必要があるが...。
ドストエフスキー「人は罪深く愚かです。作防雨と知っていながら殺し合うことをやめられない、誰かがその罪を
浄化せねばなりません。故に僕は『本』を求めるのです」
...それは...。
「パァン！」
弾くような弾の音が路地裏に響いた。
太宰さん「狙撃手...私の行動も予測済みか...」
ドストエフスキー「急所は外させました。あなたには、マフィアとの衝突を知らせる役がありますから」
太宰さん「....君と私は.......同類だと云ったね。確かに同類だが、一点だけ考え方が違う......確かに人は皆罪深く愚かだ......だからいいんじゃあないか」
ドストエフスキー「！貴方...狙撃手の存在を知っていましたね？その上で情報を得るためわざとここへ......」
太宰さん「『本』正体は、一冊の小説だ、書いたことが真実となる白紙の文学書」
ドストエフスキー「えぇ、ぼくはその本を使って、罪の、異能者のない世界を作ります」
太宰さん「やってみた前よ.......やれるものなら」
国木田さん「太宰！何処だ！？」
敦くん「太宰さん！」
「太宰さん！何処ですか！」
ドストエフスキー「ではいずれ、『約定の地』にて」
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水無月麗(プロフ) - 花華�爛魯��瓩気�» えええめっちゃ嬉しいいい😭楽しんで読んでもらえていたようで自分も満足しました😌ありがとうございます！！🙇♀️これからも頑張ります💪 (3月18日 11時) (
レス) id: 2daa15024e (このIDを非表示/違反報告)
花華�爛魯��� - 完結おめでとうございます！！毎日最新ないかな？と確認し見ていた大好きな小説が完結となると少し寂しく感じますね、これからも頑張って下さい！応援してます👍！ (3月17日 17時) (レス) @page47 id: 0fbaa962de (このIDを非表示/違反報告)
水無月麗(プロフ) - ペルーさん» コメントありがとうございます！めっちゃ嬉しいです😭 今後も更新頑張ります！！ (3月3日 21時) (レス) id: 2daa15024e (このIDを非表示/違反報告)
ペルー(プロフ) - 更新お疲れ様です😌 いつも楽しく読ませてもらってます！ 応援してます〜 (2月26日 8時) (レス) @page12 id: 770cc50ee8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月 麗 | 作成日時：2024年2月17日 6時
