胃腸炎3 ページ8
fkr side
Aはもう仕事ができる状況じゃないし、僕も明日にまわせる仕事ばかりだったから、今日は二人で早上がりすることにした。
ふ「ごめんね〜、お先に失礼します〜。」
仕事中のみんなに一声かけて、まだぐったりしているAを連れてオフィスを出る。
どうせだったらこのまま病院連れてっちゃおう。
ふ「大丈夫？
行きたくないと思うけど、病院行こっか。お家帰ってからまた行くのしんどいでしょ？」
このお嬢さんが素直に首を縦に振るとは思ってないけど…笑
『…やぁだぁ。寝てれば治るもん。』
後部座席で横になりながら、駄々こねてる可愛い子。
ふ「え〜、でもゆっくり寝れないくらいしんどいじゃん。
ちょっとでも楽にしてもらってから帰ろう？」
痛いとこ突かれたって顔してる笑。あと一押しすればいけるかな〜。
ふ「絶対ひとりにしないって約束するからさ。ね？」
『…絶対だよ。。診察室の中にも一緒に来てよ？』
もちろん、と答えれば渋々行くと言ってくれた。
気持ちが変わらないうちに、僕が時々行っている病院まで、できるだけ揺れないように車を走らせた。
ふ「よし、ついたよA。ゆっくりでいいから行こう。」
受付まで歩くときもちょっと前屈みになってるし、やっぱり痛みは引いてなさそう。
平日の昼間で、思ったより混んでなかったからか、すぐに呼んでもらうことができた。
医「どうぞ〜。ちょっとつらそうですねぇ。ベッドの方がいいですかね。」
お医者さんが気を利かせてくれたから、ベッドにゆっくり寝かせると横を向いて丸くなってしまったA。
僕は邪魔にならないところでAの手をずっと握っていた。
医「おそらく胃腸炎ですね。…お、戻しそうかな。我慢しないでいいですよ〜。」
診察中に気持ち悪くなってしまった見たい。
看護師さんたちがすぐに対処してくれたが、Aにとってはいちばん聞きたくないであろうことが…
医「念のため、採血と脱水予防の点滴だけしましょう。」
…もう涙目じゃないですか、Aさん。。
ふ「お願いします。」
「このまま帰っても僕心配だからさ、ちょっとがんばろう？」
どうにか説得すると、いよいよ涙がこぼれちゃったけど、小さく頷いてくれた。
看護師さんに案内され、診察室から点滴するための部屋に通される。
ベッドにAを寝かせると、体調の悪さとこれからされることへの恐怖でか、しゃくり上げるように泣いていた。
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名無し21886号(プロフ) - また違うお話も楽しみにしてます！ (2022年4月8日 23時) (
レス) id: 5dbbf11808 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - こうちゃんのお話も見てみたいです！！ (2022年1月23日 0時) (レス) @page25 id: c4a3ef0428 (このIDを非表示/違反報告)
みり(ФωФ) - もしよかったらまた、リクエストさせていただきます！河村さんと夢主で、夢主は妹という設定でお願いします。えっと河村さんが体調不良でそれを夢主(妹)が看病する感じです！書きにくいかもしれないので書きやすいようにして大丈夫です(^^) (2020年3月1日 22時) (レス) id: 9aa85f3228 (このIDを非表示/違反報告)
墨 - ( ´ﾟдﾟ｀)ｱﾁｬｰ早とちりでした！でもリク以外のお話も全部楽しく読ませていただいているので、これからも応援しています！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: b7d7e49bf7 (このIDを非表示/違反報告)
みり(ФωФ) - すみません、山本ではなく山本さんと訂正させていただきます。m(__)m (2020年2月23日 20時) (レス) id: 9aa85f3228 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずのき | 作成日時：2020年1月5日 2時
