胃腸炎2 ページ7
fkr side
動画の撮影をしようと準備していると、川上が僕のところに寄ってきて
川「ふくらさん、あっちの部屋でAさんがお腹痛そうにしてました。普通に喋ってたんで、そんなに酷くはないと思いますけど。」
ふ「え？分かった。ありがとう。今朝は普通に朝ごはんも一緒に食べてたけどなぁ。」
川「誰かに言うように言っときましたけど、Aさんのことだから多分隠しますよ。」
確かに。彼女はあぁ見えて、この世でいちばん苦手なものが病院。
僕はそんなに苦手じゃないから分かんないけど、病院に連れてかれると思って隠してるんだろうな。
ふ「だねぇ。撮影終わったら声かけてみる。病院行くとか言ったら拒否されるかな〜笑。」
川「絶対行かないって言いますね笑。頑張ってください、ふくらさん」
ふ「え〜、助けてくれないの？？笑」
今日の分の撮影が滞りなく終わり、Aがいつも仕事をしている部屋に行く。
ふ「あれ？デスクにいないの？」
もしかして、と思い執務室を覗くとソファに丸まってる僕の可愛い彼女。
ブランケットも何もかけてないし、どこか痛そうな顔をしている。
起こすのはどうかと思ったけど、元気だったらそれでいいし、調子悪いならそれ相応のことしないと。
『あっ、けんくん。。』
川上から聞いたよと伝えると、何してくれてんだって顔してる笑。
どうやら胃の具合が悪いらしい。もしものために、枕元に袋を用意してっと。
ふ「寝られるなら寝ちゃいな？」
そう僕が言い切る前に、とろんとしていた瞼はすでに閉じられていた。
…酷くならないといいけどなぁ。
急ぎの用事もないので、Aのそばで作業をしていた。
『……ぅ、んーー、、』
ふ「起きた？…ちょっと気持ち悪くなっちゃった？」
急に声出すからびっくりしたけど、袋に手をかけてるのを見ると吐き気が出てきたかな…
ふ「大丈夫だよ。我慢しないで、袋あるから。」
少しでも楽になるように、背中をさすりながら声かけるけど、吐くところを見られたくないのか小さく首をふるA。
ふ「この部屋、僕しかいないから。出しちゃった方が楽になるよ？
よしよし、しんどいねぇ」
しばらくこうしているとようやく諦めたのか、静かに出し始めた。
ふ「上手だよ、A。すぐおさまるからね。」
少ししたら落ち着いた様子。
『ｹﾎ、、ごめんね。もう大丈夫。。。』
んー、まだ顔色戻ってないけどなぁ。水を渡しても飲もうとしないし、脱水は怖いし…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し21886号(プロフ) - また違うお話も楽しみにしてます！ (2022年4月8日 23時) (
レス) id: 5dbbf11808 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - こうちゃんのお話も見てみたいです！！ (2022年1月23日 0時) (レス) @page25 id: c4a3ef0428 (このIDを非表示/違反報告)
みり(ФωФ) - もしよかったらまた、リクエストさせていただきます！河村さんと夢主で、夢主は妹という設定でお願いします。えっと河村さんが体調不良でそれを夢主(妹)が看病する感じです！書きにくいかもしれないので書きやすいようにして大丈夫です(^^) (2020年3月1日 22時) (レス) id: 9aa85f3228 (このIDを非表示/違反報告)
墨 - ( ´ﾟдﾟ｀)ｱﾁｬｰ早とちりでした！でもリク以外のお話も全部楽しく読ませていただいているので、これからも応援しています！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: b7d7e49bf7 (このIDを非表示/違反報告)
みり(ФωФ) - すみません、山本ではなく山本さんと訂正させていただきます。m(__)m (2020年2月23日 20時) (レス) id: 9aa85f3228 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すずのき | 作成日時：2020年1月5日 2時
