怪我4 ページ14
sgi side
本当はすんごい怖いんだと思う。
でも早く解放されたいって気持ちもあるんだろうな。
本来だったらこういう処置する時は、付き添いは一緒に居れないはず。
でも頑張ってるAの少しでも近くにいたかった。
表向きは彼女のためにって感じだけど、内心は俺が離れて待てる気がしなかったのは内緒笑。
『駿くん…、どれくらい痛かった…？』
前に経験あるって言ったから、今から来る痛みがどのくらいか知りたいみたい。
実際俺はそんなに痛みに強いわけじゃないから、ホントはめっちゃ声出しちゃって、補助の看護師さん達にすげぇ笑われた…笑。
でもそんなことAに言えるわけもなく…
須「んー？そうだな〜、そりゃ多少は痛かったけどな。思ったより平気だと思うよ？」
嘘も方便ってやつだよな。
『…ほんと？我慢できる？』
須「できるできる。ってか我慢しないで声出したら少しは楽よ？ですよね、先生？」
医「ですね〜。動かれると危ないですけど、泣いても叫んでも大丈夫。」
…そんな言い方したら痛いのバレるでしょうが笑。
ほら、余計に怯えちゃってるじゃないの笑。
『駿貴ぃ〜泣』
あ、この呼び方になる時は本当に余裕がない時だ。
須「大丈夫だって。なんのために俺、隣にいるのよ。俺の手折れるくらい握ってな。」
そんなやりとりをしてると、準備ができたみたい。
医「よし、じゃあ消毒しますね。冷たいですよ〜。」
少しビクッとしたものの、じっと我慢しているA。
医「そしたら麻酔しますね。ここだけ頑張りましょうか。いきま〜す…」
『…うっっ！！…いたっ泣。。駿貴、痛い…』
須「痛いな…。頑張れてる頑張れてる。」
やっぱ痛いよな。
だんだん泣いてる声も大きくなってくる。
須「そうそう、声出して。上手だよA。もう少し。」
医「は〜い、痛いとこ終わり！あとは力抜いててくださいね〜」
須「頑張ったじゃん！えらいえらい！」
急に苦手な場所に連れてこられたと思ったら、いちばん嫌いな注射までされて…
ここぞとばかりにテンション上げて褒めてあげれば、安堵と照れが混ざった顔してる。
医「ちょっと引っ張られる感じするけど、痛くないからね〜。」
先生の言葉通り、麻酔が終わってから痛がる素振りは無いから、もう大丈夫そう。
須「そうだ、ご飯決めた？笑」
こっからは緊張を解してあげるのが俺の仕事。
『え…、、それどころじゃなかったよ〜』
だろうな、分かってて聞いてるよ笑。
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名無し21886号(プロフ) - また違うお話も楽しみにしてます！ (2022年4月8日 23時) (
レス) id: 5dbbf11808 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - こうちゃんのお話も見てみたいです！！ (2022年1月23日 0時) (レス) @page25 id: c4a3ef0428 (このIDを非表示/違反報告)
みり(ФωФ) - もしよかったらまた、リクエストさせていただきます！河村さんと夢主で、夢主は妹という設定でお願いします。えっと河村さんが体調不良でそれを夢主(妹)が看病する感じです！書きにくいかもしれないので書きやすいようにして大丈夫です(^^) (2020年3月1日 22時) (レス) id: 9aa85f3228 (このIDを非表示/違反報告)
墨 - ( ´ﾟдﾟ｀)ｱﾁｬｰ早とちりでした！でもリク以外のお話も全部楽しく読ませていただいているので、これからも応援しています！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: b7d7e49bf7 (このIDを非表示/違反報告)
みり(ФωФ) - すみません、山本ではなく山本さんと訂正させていただきます。m(__)m (2020年2月23日 20時) (レス) id: 9aa85f3228 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずのき | 作成日時：2020年1月5日 2時
