怪我2 ページ12
sgi side
何でもない俺の話に、こんなに笑顔満開にして笑ってくれるの、可愛すぎだろ。。
俺が食べたいと言った鍋の準備を二人で楽しくしてたのに…
『……いっ！！、、』
突然Aが声をあげたのにびっくりしたが、手から流れる血を見て、なぜか冷静になることができた。
しみるのは分かっているけど、化膿したら可哀想だ。
ちょっと心を鬼にして、軽く傷口を洗い流した。
その後痛みから解放された彼女は、少しフラフラするという。
この前動画でやったな、血管迷走神経反射だなこれ。
須「いきなりでびっくりしちゃったな？ソファ行って一旦落ち着こうか。大丈夫だから、な？」
今にも目から水がこぼれそうな彼女の肩を支え、ゆっくりソファに座らせた。
何とか落ち着くのを待って、改めて傷を見てみると、
須「あ〜、、まだ出血してるのか…。」
圧迫するか。あれ痛いからできるだけやりたくないけど。。
須「まだ血ぃ止まってないから、ちょっとギュって押さえるよ？頑張れ〜…」
『…いたっ！駿くん、、痛いよ、』
須「痛いよな。。ごめんな。ゆっくり呼吸してようか。」
呼吸することに意識を向かせて、少しでも痛みを感じなくて済むように。。
数分して、ゆっくりガーゼをめくってみるが、
須「んーー、まだじわじわ出てくるか。」
元野球部で、怪我に対する知識は多少あるが、やっぱり素人判断は怖いしな…
素直に行ってくれるとは思ってないけど、病院連れてくか。
須「A、まだ完全には止まってないわ。今夜間のとこ調べるからさ、病院行ってちゃんと処置してもらおう。」
『…やっぱり行かなきゃだめかな。。』
あれ、もっと愚図ると思ったのにな。よっぽど怖いんだろうな、可哀想に。。
須「うーん。このまま押さえてたらいいのかもしれないけどさ、俺も心配だし。」
こんなに簡単に説得できるとは思わなかった笑。
そうと決めたら気が変わらないうちに行っちゃおう。
傷にキツめに包帯を巻いて、調べた夜間救急まで車を走らせていると、
『…ｸﾞｽﾞｯ、』
須「どうした〜A。痛くなってきた？」
尋ねてみたが、どうやら痛みが増してきたわけではない様子。
須「ちょっと怖くなっちゃたか。大丈夫大丈夫。」
だんだん病院に近づくにつれて、これから何をされるのか怖くなってきたんだろうな。
Aが気づいているかは分かんないけど、ちょこっと縫いましょうか、ってなる気がしている…。
耐えられるかな、A…。
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名無し21886号(プロフ) - また違うお話も楽しみにしてます！ (2022年4月8日 23時) (
レス) id: 5dbbf11808 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - こうちゃんのお話も見てみたいです！！ (2022年1月23日 0時) (レス) @page25 id: c4a3ef0428 (このIDを非表示/違反報告)
みり(ФωФ) - もしよかったらまた、リクエストさせていただきます！河村さんと夢主で、夢主は妹という設定でお願いします。えっと河村さんが体調不良でそれを夢主(妹)が看病する感じです！書きにくいかもしれないので書きやすいようにして大丈夫です(^^) (2020年3月1日 22時) (レス) id: 9aa85f3228 (このIDを非表示/違反報告)
墨 - ( ´ﾟдﾟ｀)ｱﾁｬｰ早とちりでした！でもリク以外のお話も全部楽しく読ませていただいているので、これからも応援しています！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: b7d7e49bf7 (このIDを非表示/違反報告)
みり(ФωФ) - すみません、山本ではなく山本さんと訂正させていただきます。m(__)m (2020年2月23日 20時) (レス) id: 9aa85f3228 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずのき | 作成日時：2020年1月5日 2時
