悶える彼氏と落ち込む彼女の攻防合戦【我妻善逸】

拾ノ型 死活問題 ページ10

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一方その頃、






善「聞いてくれないか！」


伊「あ？ンだよ、紋逸」


炭「どうしたんだ？善逸。改まって…」






いつになく真剣な顔の善逸に、他のふたりは心配そう、はたまた面倒くさそうに 向かい合って座っていた。

一体なんの話しをされるんだろうか___…

額に痣がある少年と猪頭の少年はゴクッと唾を飲んだ。







善「最近、Aが可愛すぎると思うんだ！」







伊「は？」

炭「へっ？」








善「元々すっげえ可愛いのに、なんかもう最近は犯罪並に可愛いっていうか…。なんていうんだろうなあ。化粧とかも全くしてないのに妙に色の気があるっていうか。うーーん。すごく形容しがたい何かが…「待ってくれ善逸」……なあに、炭治郎くんっ」




炭「善逸はそんなことの為に俺たちを呼んだのか？」




善「そんなことってなんだよ！こちとら死活問題なんだよ！！ Aが可愛すぎて俺全っ然顔見れないの！！直視できないの！！！元から結構危ないとは思ってたけど、もう最近は本当にやばくて…。割と悩んでるんだよお、俺だって…！」




炭「なっ、泣くな 善逸。」

伊「気色悪いな、お前…」




善「最近逢引とか全然出来ないしさっ？俺だって沢山逢引したいからさっ？いざ誘おうと思ってもさっ？

可愛すぎて出来ないんだよぉおおお…！」




炭「うーん。でもそれはこの前も言っていたぞ？」




善「この前より悪化してるから相談してるんでしょうが！！ どうしたらAに普通に接することできるわけ？？教えてくれよぉおお……あ、もしかしてお前らの目腐ってんのか？？だからAの顔をまともに見れんのか？？」




伊「あ"？腐ってねーよ お前の脳が腐ってんだよ！

女一人相手に何泣いてんだよ弱味噌野郎！」






途端、猪頭 基 伊之助に全集中の殴りが飛ぶ。

その反動で襖と一緒に廊下に吹っ飛んだ。







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