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弐拾壱ノ型 恋の師匠 ページ21

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蜜「ん〜〜…!とっても美味しいわあ!ほら、善逸くんも、もっと沢山食べなきゃ!」


善「あっ、ありがとうございます…!

甘露寺さんは、本当に美味しそうに食べますね」






口いっぱいに団子を頬張るその2人は、傍から見ればお似合いの恋仲に見えるだろうが、当の本人らはお互い全くその気はない。

勿論、善逸の目から蜜璃はとても魅力的に映っているが、正直善逸はAと出会ってからは彼女に一途だったので、邪な気持ちは特になかった。

善逸は彼女に出会うまで本当の恋愛を知らなかった。だから、彼女に惚れてからどうしたらいいか分からず、恋柱である蜜璃に相談していたので、善逸にとって寧ろ恋の師匠的存在だった。






善「聞いてください、師匠ぅ…… 俺、嫌われたかもしれないんです…」


蜜「えっ!?ど、どうして!?!」


善「その……、き、昨日、勢いよく、…そ、その、抱き締めちゃったんです…。無理やりだったし許可も取ってないのに…、あまりにも可愛いし、…なんか泣きそうになってたし、お、俺 我慢出来なくなっちゃって…。」


蜜「(可愛いわあ…!)」




今にも大粒な涙が出そうな善逸に、蜜璃は心がキュンと動いた。
先程Aから抱き締められたことは聞いていたので、行為に関してはもう驚かなかったが、2人のお互いを思う余り擦れ違う心にもキュンとしたのだ。




善「…A、引いてたりしないかな…」


蜜「大丈夫よ!Aちゃんは寧ろ嬉しかったと思うの!Aちゃんは善逸くんのこと大好きだし!(さっきは顔が真っ赤になったほど喜んでたわ!)」


善「…だと、いいなあ…」




泣きそうになっていた顔から一転、「好かれてる自信はないけど…」と言いながらも顔を赤くして頬をポリポリ搔くその姿に、恋柱はまたキュンとした。

彼氏からも彼女からも どちらからも相談を受けている蜜璃にとって、2人はとても微笑ましかった。




蜜「Aちゃんのこと、本当に好きなんだね」


善「はい!大好きです!」




善逸の笑顔はとてもキラキラしていて眩しいほどだったが、尤もその言葉をそっくりそのままAに伝えられたら何も苦労することは無いのだが。




善「そっそれで、相談なのですが…、その、逢引に誘いたいのですが、行きたい場所とかって知ってたりしますか…?」


蜜「そういえばこの前、 ___…」




善逸自身、Aと蜜璃が仲良いことは知っていたので、蜜璃経由で彼女のことを聞くことは多かった。





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わたしちゃん(プロフ) - 遅れてコメ失礼します!すっごくきゅんきゅんして、善逸もかわかっこいいってかんじでもうほんと大好きです...!更新待ってます! (2021年6月28日 14時) (レス) id: 4e7e1a0744 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 2人を元通りにしてあげてください!ww 続きめっちゃ待ってます (2021年3月20日 23時) (レス) id: b364ff4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 続きが凄く気になります!夢主ちゃんとぜんいつの恋の行方が気になる!更新待ってます!楽しみです! (2021年3月17日 1時) (レス) id: ee58dd6f58 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが気になります!無理しないでいいですから更新楽しみに待ってます! (2021年1月7日 20時) (レス) id: 51e411dd35 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳@きゃらめる - (コメント失礼}(*・ω・)ノ善逸と元通りになってほしいなぁ〜(*´`*)花冠のところ.凄くグッと来ました…\(*>ω<)/更新頑張ってください! (2020年11月7日 10時) (レス) id: 1d3bfbc3f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たむ | 作成日時:2020年3月26日 23時

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