弐拾ノ型 吹き出したぱんけえき ページ20
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し「参考になるかは分かりませんが、私が異性を抱きしめるときは…そうですね。技を仕掛ける時や捕獲の時でしょうか」
『そ、それは抱きしめるというより相手の動きを制止するためでは無いでしょうか…?』
蜜「ちなみに私はきゅんきゅんしたときよ!」
『蜜璃さんの場合、男女関係無さそうですね』
蜜「ええ!だからAちゃんのことはいつも抱きしめたいと思っているの!」
『…… 某蛇柱に殺されます、私』
蜜璃のことは勿論大好きだが、以前伊黒と会った時に
「お前みたいな階級の者が軽々しく甘露寺に簡単に触るな。甘露寺が汚れてしまうだろう。そもそもただの隊士の身分である奴が甘露寺と逢引しようなど言語道断だ。大体、…ry」
とそれはそれはネチッこく言われたのを結構根に持っているのだ。…たく、同担拒否は面倒くさいったらありゃしない。
し「善逸くんがAさんを抱き締めるのは、ごく普通のことでは無いでしょうか?恋仲なんですし」
『ご、ごく普通…?私たち今まで何もしてなかったのに急に進展してもいいんですかね…?』
し「それは許可を得るものではありませんよ。二人のペースというものがありますし」
蜜「そうよ!」
『そうなのかなあ。でもやっぱりまだ少しだけ不安です。…きっと、嫌われてないとは思うけれど』
し「…… Aさん、この後時間ありますか?」
『へっ?あ、あります』
し「でしたら、もし良かったら私の屋敷に来ませんか?___例のもの、出来ましたので」
『例のもの?』
しのぶさんが濁す言葉にぴんとこなくて、?が浮かぶと、しのぶさんは私の耳に囁いた。
「____ 惚れ薬、です」
『ぶっ!』
頬張っていたぱんけえきを吹き出してしまった。
そうだ、その存在があったんだ…!すっかり忘れていた。
し「生憎実験台が居ないのでまだ完成とは言えないのですが、試してみませんか?」
『し、しのぶさん!』
し「甘露寺さんも もし良ければどうですか?」
蜜「とても行きたいけれど、今日はこの後予定があるの。また結果聞かせてね!」
ぱんけえきを全部食べ終わったあと、蜜璃さんにニコニコ見送られながら 私は少々の罪悪感とちょっとした好奇心を持ってしのぶさんに着いていった。
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「… すみません、呼び出しちゃって」
「いいのよ〜!私も善逸くんと話したかったから!」
甘露寺の予定とは、某黄色い少年とのこれまた定例の恋話会である。
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わたしちゃん(プロフ) - 遅れてコメ失礼します!すっごくきゅんきゅんして、善逸もかわかっこいいってかんじでもうほんと大好きです...!更新待ってます! (2021年6月28日 14時) (レス) id: 4e7e1a0744 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 2人を元通りにしてあげてください!ww 続きめっちゃ待ってます (2021年3月20日 23時) (レス) id: b364ff4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 続きが凄く気になります!夢主ちゃんとぜんいつの恋の行方が気になる!更新待ってます!楽しみです! (2021年3月17日 1時) (レス) id: ee58dd6f58 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続きが気になります!無理しないでいいですから更新楽しみに待ってます! (2021年1月7日 20時) (レス) id: 51e411dd35 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳@きゃらめる - (コメント失礼}(*・ω・)ノ善逸と元通りになってほしいなぁ〜(*´`*)花冠のところ.凄くグッと来ました…\(*>ω<)/更新頑張ってください! (2020年11月7日 10時) (レス) id: 1d3bfbc3f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たむ | 作成日時:2020年3月26日 23時