5 ページ5
廉side
普通のトイレだって言ってたけど、なんか心配で見に行こっかな。
リビング出たら廊下にお目当ての人影を発見した
「海人〜？どしたん？」
しゃがんでる海人に声をかける
海「ん、ちょっと気持ち悪くなっちゃった…ごめん」
「全然ええで〜。トイレ連れてったろか？」
海「行ってきたんだけど、気持ち悪くなっちゃって」
「そおなんか、部屋戻ってもええで？袋とか用意するし」
まあ、俺に気を遣ってトイレ戻るって言うんやろうな〜
海「もう一回トイレ行く」
「そ、じゃあ一緒に行こ」
海「え？いいよ」
「俺も暇やし」
海「あ、そっか。ごめん」
「いや、そういう意味やなくて海人と一緒におりたいねん」
何、いわせてんねん、恥ずいわ
海「え、あ、うん。」
戸惑うなし、あ、体調わるいんやったわ、しょうがないわ笑
そんで海人をトイレに連れてったんやけど
海「げほっげほ…はぁっ..えっっ」
何にも出てこないけどずっと気持ち悪いのかえずくだけで可哀想なんよね
「海人〜。お水飲んでだしちゃうか、もうお部屋戻って休まない？」
このままここにいても辛いだけだと思って提案する
海「へやもどる」
「ん、そうしような」
そりゃ、余計気持ち悪くなるの分かって水飲むの嫌よな
そっと支えてあげながら部屋に戻ってソファに座らせてあげる
海「れぇん、映画みたい」
「え？もう平気なん？」
海「見た方が気がまぎれる気がするからさ」
「確かにな。流すな」
時折、辛そうな顔はするけどなんとか映画を楽しめてるみたいで良かった。
そんなこんなでどうにか副作用に立ち向かってついに生理の日が来た
いつもより軽いからって仕事には来たらしい
「海人どう？」
海「いつもよりはマシな気がする、」
確かにここ最近の生理痛ではマシそうだけど普通に痛いことはいたいみたい
しかも、いつもは生理痛のせいで気持ち悪くなってるけど、今回はピルのせいで気持ち悪いのは変わらないらしくて
海「れん、、」
「ん、どした？」
海「きもちわるい」
「吐きそ？トイレ行ける？」
海「うん、」
って言って立とうとしたけどフラフラしてて危ないからソファに座らす
「海人、ここで吐いちゃお」
袋を用意してやって、背中をさすると静かに吐き始めた
海「んぇっっ。はぁっげほっ」
自分から言ってくるくらいだし限界だったんだろうな
「辛いな…」
気持ち悪さとお腹の痛みで震える海人の背中をさすることしかできなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 84人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yellow | 作成日時：2024年3月18日 1時
