赤羽業との恋愛日記

２１話 ページ22

業side


渚｢...くん、..ルマくん着いたよ。カルマくん｣


渚くんの声で目を覚ます。京都に着いたらしい。


俺は寝てる間にAに頭を傾けていた。


……。手に体温を感じで見てみると、寝ているAとしっかり手を繋いでいた。



茅野｢2人とも、寝てる間はカップルにしか見えなかったよー｣


業｢ふーん｣


Aとカップルね...。



渚｢カルマくん。A起こしてもらっていい？全然起きなくて｣


業｢ん。おーい。A、ついたって。おいてくよ？｣


『ん...？んぁ、カルマおはよ』


渚｢すごい！おきた！僕じゃ全然ダメだったのに｣


業｢おはよ、A｣


『ふわぁー！よくねた』


ははっ。寝起きかわいいな。



中村｢カルマ、お前さん。Aかわいいなーと思ってるだろ？｣


...。


業｢うるさい｣


中村｢ははーん。さては図星だね？あははっ｣


...。中村は話が合う時は合うんだけどなぁ。いざ言われると図星だし？イラッとくるな。




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Aside


in旅館 1日目


片岡｢一日目ですでに瀕死なんだけど｣


私達はいま京都の旅館に来てる。だけど、殺せんせーはソファにへばってる。


『新幹線とバスで酔ってグロッキーとは...』


ださい。


岡野｢大丈夫？寝室で休んだら？｣


優しいなぁ。振り下ろしてるナイフがなきゃ。


殺せんせー｢いえ、ご心配なく。これから先生1度東京に戻りますし。枕を忘れてしまいまして｣


(((((あんだけ荷物あって忘れ物かよ！)))))


しかも、枕とか。変わると寝れないんだぁ。





カエデ｢どお？神崎さん？日程表見つかった？｣

神崎｢ううん｣


んん？なんかお困りのようで。


『どうしたの？』


神崎｢日程表をどこかでなくしちゃったみたいで…｣


あーれ。すごいね。日程まとめてたなんて。


殺せんせー｢神崎さんは真面目ですからねぇ。独自に日程表をまとめていたとは感心です。でも、ご安心を、先生手作りのしおりを持てばすべて安心｣


あははー。


｢｢｢それ持って歩きたくないからまとめてんだよ！！｣｣｣


でしょねー。重たいし。あれ、学校で配られて持って帰んの大変だったんだから。


神崎｢確かにバッグに入れてたのに…どこかで落としたのかなぁ｣


神崎さん…。


これがこの後あんなことになるなんて思ってもいなかった。

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