赤羽業との恋愛日記

１９話 ページ20

Aside


in東京駅────


今日から修学旅行！！ってことでテンション上がってますっ♪



『カルマ！新幹線だよ！』



業｢はいはい、新幹線だね｣



渚｢Aテンション上がってるね｣



駅には椚ヶ丘中学校の生徒を含めたくさんの人がいる。


すると突然誰かにぶつかった。

｢じゃまだ、どけよＥ組｣
ドンッ


うわっ！倒れる！そう思って目をつぶる。


だけど、いつまでたっても痛くない。




業｢おっと、あぶね｣


そーっと目を開けるとカルマの顔が。

倒れないように後から抱きかかえる感じで支えてくれていた。


『カルマ』



業｢はしゃぎ過ぎなんだよ、ったくバカ｣


おい、バカとはなんだい？

あーあ、ちょっとかっこいいと思ったのに取り消しー




菅谷｢うわ...A組からD組まではグリーン車だぜ｣


中村｢うちらだけ普通車。いつもの感じね｣


あらま椚ヶ丘中学校さんは学年全員をグリーン車に乗せるお金もない貧乏さんだったのね。


｢学費の用途は成績優秀者に優先される。おやおや、君たちからは貧乏の香りがしてくるねぇ｣


とか言ってる本校者のみなさん。


いやー。さっきまで貧乏だと思ってた人達に気付いたら貧乏って言われてるなんて世の中なにがあるかわかりませんねぇ。


でも、言われたままで無視できる性格ではない私。



あえて本校者の人達に聞こえるぐらい大きな声で


『あっれぇー？ここの中学校学年全員をグリーン車に乗せるお金もないんだぁー。めっちゃ貧乏の香りがするわ。あ、香りじゃなくて悪臭だわ。てゆーかー、成績優秀者優先なら？私とかカルマの方があの辺のカスより成績いいと思うんですけどぉ。あ、バカにはわっかんないか、どっちが成績がいいか。ほんとカスだね』


へっ、言ってやったぜ。


バチン


『いってぇ』


誰かにいきなり頭叩かれた！誰だー！



浅野｢駅の構内で大声をだすんじゃない｣


『学秀！え、事実だから』


浅野｢そうか、まぁ修学旅行楽しめよ｣


そういうとグリーン車に乗る学秀。

なんなんだ？あいつ。


カエデ｢Aー！のるよ！｣


『あ、うん！』

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