49 ページ7
｢お風呂ありがとうございました。あと、着替えまで用意してくださって…｣
相変わらずソファでTVを見ている櫻井先輩にお礼を言った
｢あ？下着のことは木村に言えよ、｣
やっぱり木村さんが用意してくださったんだ…
｢でも、まぁ、感謝の気持ちがあるなら俺専属の犬として頑張れ〜｣
手をヒラヒラと振りながらキッチンに向かった櫻井先輩
だからなりませんってば！！
そう思ったけどいろいろ迷惑掛けたから口答えできないでいた
｢ふはっ面白ぇ顔｣
｢なっ、！｣
｢なんか飲む？｣
キッチンから何か言おうとした私を遮って聞いてきた
｢つってもコーヒーかお茶かジュースなんだけど｣
｢…大丈夫です…｣
｢あそ｣
キッチンから戻ってきた櫻井先輩の手にはコーヒーがあった
今飲んだら
寝れなくなるんじゃ…？
｢柊、そろそろ寝る？｣
｢え？｣
時計の針を見ればもう少しで日付が変わりそうだった
もうこんなに時間が経ってたんだ…
｢寝るならあっちの部屋で寝ろ｣
命令口調で言った櫻井先輩の指さす先は吹き抜けで暗くなってる部屋だった
｢いや、でも私がそこで寝たら櫻井先輩どこで寝るんですか｣
｢あ？俺のこと気にする余裕あんの？｣
余裕とかじゃないんだけど…
迷惑でしょ？だって…ねぇ
｢俺のことはいいから早く寝ろ、今から生徒会の仕事あんだよ｣
｢じゃあ手伝います！｣
｢会長の仕事だよ、お前は大人しく寝とけ｣
納得いかない…
｢なんでそんな不服そうなんだよ…寝ねぇなら俺が寝かせてやろうか？｣
｢今すぐ寝かせてもらいます。｣
迷惑だって思ったけど寝ないなら寝ないで大変そうだったから渋々ベットで寝かせてもらうことにした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マリー | 作成日時：2017年11月11日 16時
