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｢ただいまー｣
氷をもって保健室に戻る
入った瞬間に感じた雰囲気
｢どう、した？｣
目の前には涙目の七虹となんとも言えない顔をしてる長谷川拓海がいた
｢おい、長谷川拓海…
七虹に何した…｣
普段泣いてる姿なんて誰にも見せない七虹が涙目でいる…異常事態だと察した私は長谷川拓海に問い詰める
｢違うのA…
昔の話してただけ…｣
｢ホントに？｣
うんと頷いた七虹の元に寄り長谷川拓海に声をかけた
｢今日はもう、帰るな…
お前が帰りやすいように他の奴らには私から言っとく、無駄に喧嘩売るなよ…｣
｢…あぁ、｣
最後まで私の方を見なかった長谷川拓海を置いて七虹と保健室を後にした
｢七虹、大丈夫か？？｣
｢大丈夫！
お腹空いちゃった！！たい焼き食べない？？｣
空元気…
無理してる七虹を見てるのが苦しくなって人の目も気にせずその場で抱きついた
｢えっ、A…？？｣
｢七虹…大丈夫だから、｣
冬とは思えないほど明るい夕日の中
目の前にいる大切な人がいつか消えてしまうのではないかという錯覚の中そんなことは無いと否定するように強く抱き寄せた
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作者名：マリー | 作成日時：2017年11月11日 16時
