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"それ"は突然やってきた
八櫻高校の頭
櫻喰クラス(おうばみ)
でトップ達が寛いでる時だった
ｶﾞｼｬｰﾝ!!!!!
突然もの凄い音と扉が飛んでいく同時に私の目に映った
全員の目付きが変わる
一歩前に出た大翔が突然壊れた扉に寄る
そしてその目線は扉が元あった場所
入口に向けられた
｢なんだてめぇ…｣
鋭い目付きと低い声で私達にはまだ現さない"ソイツ"に聞いた
｢てめぇって汚い言葉だなぁ笑｣
笑いながら入ってきた"ソイツ"は初めて見る顔だった
｢貴方達が八櫻高校のトップの柊Aさんと長谷川七虹さん？？｣
"ソイツ"は笑顔を絶やさず続けた
｢ヤンキー高校なのにトップが女って…｣
その瞬間周りの空気がピリついた
もちろん大翔も七虹も私も。
その空気を察したのか"ソイツ"は付け加えた
｢あぁ！！すいません！悪い意味じゃ無いんです！！
体格的にも筋力的にも圧倒的な有利を持つ男を差し置いてトップになるなんて凄いって思って！｣
否定はしてるけど口元はにやけてる。
しかも目の奥は一切笑っていない
説得力なんて微塵も無い
｢分かってるわよ、そんなこと、
それよりもあんた誰なの？｣
終始真顔で全く表情を変えなかった七虹が"ソイツ"に名前を聞いた
聞いてから七虹は全く変えなかった表情を曇らせた
｢あ、すいません。忘れてました。
僕は
長谷川拓海。
長谷川七虹の兄です。｣
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作者名：マリー | 作成日時：2017年11月11日 16時
