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朝ご飯を食べ終えた私は食器をキッチンへ運ぶ
｢櫻井先輩、食器洗っていいですか？｣
｢いいの？｣
｢はい、お世話になったのでそれくらいはさせてください｣
まぁ、昨日勝手にしてたんだけどね…
｢じゃあ頼むわ｣
そう言った櫻井先輩は私に片付けた食器を渡した
スポンジに洗剤をつけて食器を洗う
ちらりと櫻井先輩の方を見る
櫻井先輩は登校まで時間があるからパソコンを開いて何かの資料を作り始めた。
そう言えば昨日仕事しなきゃいけないって言ってた、
私がうなされてたの聞いて様子見に来てくれたんだよね、
部屋からリビングまでの距離って遠くは無いけど、近くもないよね？
私そんなにうなされてた？？
…まぁそうだよね
忘れちゃいけない、あの苦しかった時期
ホントに辛かった
３年前
私と七虹はあるグループのせいで離ればなれになった、
でもそのグループのことはあまり憎んでいない
それよりも自分の方が憎い
苦しんでた七虹に気付けず、助けられず、
1人で悩んでた七虹に何の言葉も言えなかった自分が"あのグループ"よりも憎い
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作者名：マリー | 作成日時：2017年11月11日 16時
