私の日々日記

11月22日 ページ22

今日、生徒会誌に載せる作文を書いた。

「ダメ。書き直し」

先生からの一言。

「え。何でですか？」

その答えとして、先生は言った。

「お前の子供が見たら、どうするんだ？」

は？知らないよ。その時は、その時じゃん。

「別に、いいですけど」

「いいから、書き直して。もっと、いいこと書けないの？」

本当のことを書いただけなんですけど。


そこからは、すべて嘘を書いた。

部活が楽しかったのも嘘。

学校が楽しいのも嘘。

幸せだってことも嘘。

行事が好きなのも嘘。

全部嘘。

本当の事を書いたら、ダメ。って否定された。

私の三年間の事は、すべて嘘になった。

部活が楽しくなかったから、書いたのに、ダメ。

学校が嫌で、生きるかちないっておもったから、書いたのに、ダメ。


だから、

『私は、幸せでした。
友達にも、クラスメイトにも恵まれました。部活も最初は辛かったけど、楽しいことばかりだった。───────────
素晴らしい友達やクラスメイト。悩みを真剣に聞いてくれる先生方に出会えたことは、人生の中で一番幸せなことだと思います。この学校生活は、私の心の中に一番幸せな思い出として残るでしょう。』

こんなバカみたいな文を書いて提出した。

心が、とうとうなにも感じなくなっていた。

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