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春香「は、はじめまして、Aの友達の春香です、、。」
三ツ谷「はじめまして、三ツ谷です。」
12月24日、夕方。
春香と一緒に両親のお墓参りに行ったあと、ホテルまで来てくれた三ツ谷とせっかくだからという事で近くのお店でご飯を食べることにした。
春香「あんたこんなかっこいい人が友達ってどういうこと!?」
『幼馴染みだよ。』
3人で食卓を囲んでいるのが新鮮でおかしくて、私は終始笑っていたと思う。
春香はずっと三ツ谷に顔を赤くしていたし、私はそんな春香が可愛くて嬉しくて。
こんな時間がずっと続けばいいなぁと思いながら、夜は更けていった。
*
三ツ谷「みんなから連絡来たか?」
『うん、龍宮寺は0時00分ピッタリに電話くれたし、パーとか、あとね千冬も連絡くれた。』
三ツ谷「おー、懐かしい名前だな。」
『ね、八戒と柚葉ちゃんからも来たよ。誕生日がクリスマスイブだと覚えてもらいやすくていいね。』
春香がお酒を飲みすぎてデロデロに酔ってしまったので、先にホテルに帰して三ツ谷と2人で公園のベンチに座りながら、昔話に花を咲かせていた。
小学生時代から遡って話し始めたら止まらなくて、本当に楽しくて、解散する頃にはすっかりお酒の酔いもさめていた。
*
三ツ谷「あ、ごめんもうこんな時間だ。早く帰んねぇと。」
『!!ほんとだ、もう23時か、、。』
三ツ谷「ホテルまで送ってく。明日仕事休みだから、おばちゃん達の墓参りドラケンと行ってくるな。」
『…ありがとね、ほんと。毎年欠かさず行ってくれて。』
私がそう言うと三ツ谷は、「なんでお礼されるのかわからん。」と言って笑った。
…そういうとこ、優しすぎなんだよなぁ、三ツ谷は。
『ホテルここから近いし、ここで解散で大丈夫だよ。ありがとう。』
三ツ谷「ん、わかった。気をつけろよ。」
『ふふ、近いから大丈夫だよ、ありがとう。じゃあね三ツ谷。』
三ツ谷「おう、またな。」
『うん、また。』
私は三ツ谷に手を振って歩き出した。
正直、三ツ谷に会うの気まづいな、、なんて思っていたけど、三ツ谷が普通にしてくれていたから私も大丈夫だった。
…なんだかな、三ツ谷の優しさに頼ってばっかりだな、私。
.
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『……え…?』
*
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妄想族同盟No.1(プロフ) - じゅりさん» この作品を読んでくださって、コメントをくださってありがとうございます、、!!すごく嬉しいです(泣)(泣)読者様からの温かい言葉で私が泣いてしまっています、、。更新楽しみに待っていてください!! (2021年7月28日 21時) (レス) id: ef88a247fc (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 泣くつもりは全くなかったんですが、読んでいくうちに涙が止まらなくなりました。。。いい作品をありがとうございます!更新頑張ってください!応援してます!! (2021年7月28日 12時) (レス) id: 21e5597aaf (このIDを非表示/違反報告)
妄想族同盟No.1(プロフ) - なのなのさん» ありがとうございます(泣)(泣)(泣)そんなことを言っていただけるなんて思っていなかったです、、とっても嬉しいです!読んでくださって本当にありがとうございます!!更新楽しみに待っていてください!!! (2021年7月28日 5時) (レス) id: ef88a247fc (このIDを非表示/違反報告)
なのなの - 本当にこの作品は大好きで、私のお気に入りです。 作ってくれてありがとうございます! これからも更新頑張ってください! 応援してます! (2021年7月28日 2時) (レス) id: 62e316d30c (このIDを非表示/違反報告)
なのなの - 最近読ませて頂いてます! このお話凄く楽しみで、ワクワクしながら読んでます!深夜ですが作品の方を見たら更新になっていて本当に嬉しいです 更新が待ちきれない程すごく好きで、しかも一度にたくさんの話を書いてくれるので、たくさん読めて本当に嬉しいです (2021年7月28日 2時) (レス) id: 62e316d30c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:妄想族同盟No.1 | 作成日時:2021年7月21日 13時