すきすきワンワン！(1) (ページ6)

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Aside

お兄ちゃんは今日も朝からでりばりマンの仕事

私と天は昨日と変わらず家でリモートウーマン

でも、なんだかモヤモヤ嫌な予感がするのはなんでなんだろう･･･

なんて、根拠もないモヤモヤなんて考えてても時間が勿体無いだけだよね

できるだけ気にせず、私はリモートに戻った

炬『あぁ〜あいつらどのチャンネルだ、3人組どれだ』

お兄ちゃんは帰ってくるなり、機嫌が悪そうに携帯をいじり出した

「お兄ちゃん、どうかしたの？」

炬『･･･あったこれだ。【サービス比較！】何分でデリバリーが届くか比べてみよう！だって、つまんねー』

『再生回数も大したことねえな』とスマホを机に放り投げるお兄ちゃん

開かれたままの画面を見るように、天はお兄ちゃんの携帯を拾う

天『この人たちがどうかしたの？』

炬『炎上目的で煽るような言い方してきたんだよ』

天『煽るって？』

炬『どうせこんな仕事しか出来ないーって感じー？って！』

『運んでるだけでしょ？単純作業でしょ？だって。ひどいよな』

「･･･」

昨日の自信はどこへ行ってしまったのか

でりばりマンの仕事を悪く言われたお兄ちゃんは、やる気をなくしてしまっていた

天『･･･』

炬『･･･ん？』

天『･･･』

炬『･･･なんだよ』

天『･･･ううん』

天はお兄ちゃんと距離を取るように座り直した