私の胸の鳴る理由(1) (ページ18)

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Aside

夏休みにも入り、8月半ばの夏祭りまでダメ元でダイエットをしたり、みどりちゃんとつかさちゃんと新しい浴衣を買いに行ったり、浴衣に似合う髪型の研究をしたり･･･

私の夏休み前半は、受験勉強と夏祭りのことでいっぱいだった

そして夏祭り当日、つかさちゃんと一緒に準備をして、集合場所へ向かう

遠くからお囃子が聞こえる

人の量がすごくて、混み合ってる道を浴衣で歩くのは結構な体力を使った

やっとのことで待ち合わせ場所へ辿り着くと、すでに着いていたみどりちゃんと弥生ちゃん、栄梨子ちゃんと千佳ちゃんがいた

み『あ、つかさとA来た！こっちこっち！』

みどりちゃんも、3人で買いに行った浴衣を着ていた

思ったとおり、黄色地に青と紫のアサガオ柄がよく似合っていた

『2人とも浴衣、可愛い〜』

『髪型もいいじゃん！』

みんなが褒めてくれて、ちょっと安心した

つ『ほんと？よかった〜』

「つかさちゃんの色味やっぱり可愛い！」

白地にピンク、水色、紫などの淡い色が花柄として色づけられた浴衣がつかさちゃんによく似合っていた

つ『Aのも本当に可愛い！やっぱりAなんでも似合うね』

「ふふ笑つかさちゃんが選ぶのとか髪とか、色々手伝ってくれたからだよ」

隼人くんに、可愛いって思ってもらえるかな･･･

そんな淡い期待を抱きながら、男子たちが来るのを待った