ギフテッド

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Aside


夕『最後に時間見たの何時？』



昨日の記憶がぷつんと途絶えて、目を覚ますと布団に寝ていて、なぜか夕也がベッドの横にいた



「･･･23時半、とか、？」


夕『･･･はぁ、しんどくなったら言えって言ったよな？まぁ、最近Aを巻き込んでたのは俺だけど...』


「ごめん、昨日は急にフラってしちゃって」


夕『･･･』


「･･･ゆう、や？」



突然夕也に抱きしめられる



夕『とりあえず、ただの熱でよかった、焦った』


「うん、ごめん」


夕『この家にA一人なんだから、俺が来なかったら誰も気付かなかったんだよ？』


「うん」


夕『お願いだから、無理しないで』


「･･･うん」



抱きしめられながら言われるその言葉

夕也がどれほど私を心配してくれているのかが伝わって嬉しい気持ちと、これ以上無駄な迷惑をかけてはいけない気持ちと、素直に頼ろうという気持ちで頭がいっぱいになった





「･･･ん、」



いつのまにか寝てしまっていた私


目が覚めたら外はそろそろオレンジ色に染まりそう


ふと手に感じる暖かさ



「･･･ゆう、や」


夕『あ、起きた？』



もしかして、ずっとここいてくれてたの...？



夕『気にすんな』



ふわっと私の髪の毛を優しく撫でる


私の気持ちに気づいてか、そんな言葉をかけてくれる夕也に心が軽くなった

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