ギフテッド

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Aside


夕『お待たせ』



言われた通り、入り口のところで待っていると後ろから声がした


振り向くと制服に着替えた夕也



「･･･う、ううん」


夕『行くか』


「事件、解決してよかったね」


夕『そうだな』


「夕也が誰かの力になれてよかった」


夕『どういうこと？』


「夕也、人との関わり避けてきたでしょ？だから、刑事さんのこと頼ってる夕也見て安心した」


夕『･･･まぁ、今回限りの関係だったけど』



ガラガラっと居間に繋がるドアを開けて部屋に入ると



天『やっぱこのマカロン美味しい！』


タキ『マカロン、美味しゅうございます！』



見覚えのある顔



夕・A『「･･･/え、」』


天『あぁ四鬼くん、鬼頭さんおはよう』



当たり前のように挨拶をされて立ち尽くす私と刑事さんに近づく夕也



天『これ、事件解決のご褒美。どうぞ』


タキ『お二人の分もいただいておりますよ』


夕『いやっ笑 いやいや、待ってよ、どうしてあんたが？』


天『僕ね、今日からこの家に住むことにしたんだ』


夕・A『「は？/え、？！」』


タキ『夕也さん、5年前に奥様がお亡くなりになって以来、当家は残された財産でなんとかやりくりしてまいりました』


夕『いやっ、だから俺も毎日バイトを』


タキ『しかしそれももう限界。そんなおり、あとはお屋敷と道場を手放していただくほかないところを、天草さんが部屋を間借りしたいと、お申し出てくださったんです！』



ま、間借りって

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