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Aside
タキさんに言われて、忘れていったタオルを届けるため夕也がいるお風呂へ向かった
夕也の家のお風呂、露天風呂みたいになってて気持ちいんだよね...
「夕也ー!」
なにも言わず中に入るわけにもいかないので、大声で夕也の名前を叫んだ
夕『うわっ、びっくりした・・・なに?』
中からそんな声が聞こえた
「タオル、忘れてる」
夕『え?聞こえない、中入っていいよ』
「えっ、?!」
夕『早く』
「あ、う、うん」
一応幼馴染とはいえ、高校3年生の男女がお風呂という空間にいることに、恥ずかしいという感情がないのか
そもそも私、異性として見られてない!?えぇ...
なんて夕也のせいで、朝から謎にテンションを下げられる
「あ、あの、タオル、忘れてた、向こうに」
夕『え?あ、ありがとう』
できるだけ夕也のことを視界に入れないように、夕也の奥の遠くを見ながらそう報告
夕『珍しいな、こんな早い時間からうち来るの』
「今日、たまたま目覚めて、だから」
夕『あぁ、そういうこと』
もしかしたら、もっと早い時間にくれば夕也が四鬼神流古武術をやっていることろを見れるのかな?
でも、きっと私がいると集中できなくなってしまうから見に行くなら本人に言わないでこっそり覗き見るくらいの方がいいのかも
夕也の胴着姿、結構好きなんだよね...
夕『・・・A?』
「え?・・・っ、!」
いろいろ考えてたらついボーっとしちゃってて、突然名前を呼ばれてふと我に帰った
名前を呼ばれた拍子にパッと私の視線が声の主、夕也の方に行ってしまった
しくじった
そういえばここお風呂じゃん
私の視線の先には、お湯に浸かって、見えている上半身には何も纏われていない夕也のガタイのいい体
濡れた髪
熱った頬
全部がかっこよくて息を呑む
ドキドキとうるさい心臓
夕『顔、赤いけど大丈夫?』
夕也の瞳に見つめられると、吸い込まれてもう逃げられない
目の逸らし方を忘れてしまった
「・・・」
夕『A?ほんとに大丈夫・・・?』
私の頬に手を伸ばそうとした夕也に、これ以上ここにいてはダメだと私の頭が警報を鳴らした
「だっ、!大丈夫!!ごめん、私戻るね!」
慌ててそう言って踵を返しこの場から離れようとしたとき
夕『待って!急いで上がるから入り口で待ってて』
夕也に引き止められた
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M - 更新楽しみにしてます;;♡ (10月1日 2時) (レス) @page48 id: fb50d0d479 (このIDを非表示/違反報告)
こばと(プロフ) - あんずさん» コメントありがとうございます!わ〜嬉しすぎます(T-T)♡ありがとうございます!がんばります☺︎ (9月5日 0時) (レス) id: 3373dcc68e (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 更新嬉しいです!ありがとうございます!!!四鬼くんかっこいいですよね♥️見てて毎回ドキドキしてます♡(๑♡ᴗ♡๑)これからも応援してます!無理をせず頑張ってください! (9月4日 18時) (レス) @page45 id: f3f41a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
こばと(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます!私も四鬼くんめちゃくちゃタイプです(T-T)♡ わぁそう言っていただけて嬉しいです(; ;) がんばりますね!ぜひ楽しんでください☺︎ (9月3日 21時) (レス) @page45 id: 3373dcc68e (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ギフテッド最高です!!四鬼くんめちゃめちゃタイプなのでこばとさんがギフテッドのお話を書いてくださって本当に嬉しいです!これからもこばとさんのペースで頑張ってください♡続き楽しみに待ってます❤️🔥 (9月3日 20時) (レス) @page45 id: be4e73e30e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こばと | 作成日時:2023年8月13日 16時