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那須side
なんか今日A元気ない...？
「今日A元気なくね？」
飲み物を買いに行くと言って楽屋から出て行ったあと、楽屋に残った浮所に聞いてみる
浮『そう？最近忙しかったし疲れちゃったのかな？』
A疲れててもあんな表情しないし、やっぱり変だよな･･･
「浮所じゃね？」
浮『え？』
「いつもAが来たら飼い主帰ってきた犬かよってくらい飛びつくし、隣べったりなのに今日全然話してないじゃん」
浮『･･･そんな冷たかった俺？』
「ずっと俺と話してたし、Aからしたら冷たく感じたんじゃない？」
正直女の子の気持ちとかよく分かんないけど、浮所大好きなAなら今日みたいな浮所はいつもと違って寂しかったのかなって
浮『Aちゃんのところ行ってくる』
Aside
浮『Aちゃん！』
「え、飛貴くん」
飲み物買って楽屋に戻る気にもなれず、自販機の近くでぼーっとしていると突然名前を呼ばれた
「どうしたの？」
浮『あんま元気なさそうだったから』
「･･･いや、別に元気なくないよ？」
浮『今日全然話せてなかったし』
「･･･」
浮『さっき那須に言われて。楽屋でも一人にしちゃって、俺Aちゃんに寂しい思いさせたよね』
「･･･ちょっとだけ、寂しかった。飛貴くんいつも私のところきていっぱい話してくれるのに」
浮『うん』
「でも、こんなのめんどくさいし、言えなくて」
浮『めんどくさくなんかないよ？』
「･･･うん」
浮『一緒に楽屋戻ろ？』
「うん」
寂しくてめんどくさくなっちゃうけど、それでも大丈夫だよって言ってくれる優しい飛貴くんがたまらなく大好きなの
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作者名：こばと | 作成日時：2023年7月25日 20時
