私たちが美少年 (ページ17)

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ずるい！ページ17

Aside

「･･･ぎゃあ！！」

藤『えっ、？！びっくりした〜、なに大丈夫！？』

びっくりしすぎてソファから落ちるところだった

いや、携帯投げ飛ばすところだった

いやいや、涙出てくるところだった

私がなんでこんなことになっているかというと、久しぶりに藤井くんとゲームすることになり藤井家にお邪魔していた今日

藤井くんPAISEN昼公演あったのにお邪魔しちゃって悪いな...なんて思ってたけど気にしないでって言ってくれたからお言葉に甘えさせてもらう

ある程度やって疲れたし一旦休憩の意味も込めてソファに座り、ぼーっといじっていた携帯の上部にある通知が来たから

「うん、だ、大丈夫」

藤『あ、TikTok上がってるじゃん。浮所だ。ってえ、Aなんで泣きそうになってるの？！』

藤井くんにも通知がいったらしい

そのまま横にいる私をみた藤井くんは何事かと慌てて顔を覗き込んできた

「･･･ふじいくん」

藤『う、うん、どうした？』

「･･･私ほんとにだめかも」

藤『えぇ、なに、どうしたの？』

「･･････十輝くん可愛すぎる」

藤『･･･え、？』

「飛貴くん十輝くんとTikTok撮ってる...」

藤『そんなこと...？』

「あぁ、可愛いむりむり」

ほんとに泣きそう

とりあえず見ないことには始まらないしJr.のTikTokを開き最新の動画を再生する

［〜♪］

「･･･あぁ、、可愛い...笑ってる...えぇ、！2人目合わせてる、、ねぇかわいい！天使...？」

藤『ふふ笑元気そうでよかった』

「うぅ、2人ともかわいい...」

藤『Aも撮ればいいじゃん？24日でしょ？声かけてみなよ』

「えぇ、で、でも、私なんかに話しかけられても十輝くん困らすだけだよ...」

藤『そんなのわかんないでしょ？はい決定！絶対話しかけなね？ライブ終わったら感想聞かせて！楽しみにしてるからね！』

スタッカートが効いてるみたい...

語尾に音符が見えるほど楽しそうにそう言った藤井くん

少年たちのときから可愛くて大好きな十輝くんと、動画を撮れる未来が待ってる

...かも？