嫉妬？ ページ2
浮所side
A『ユウトのことが、好き、なんだってば、何回言わせるのよ』
「･･･」
那『ふふ笑 だって聞きたくなったんだもん、お前の言葉で』
ガチャッ
「･･･は？どういう事」
楽屋に入ろうとしたら部屋の中から聞こえたそんな言葉
ドアを開けて見てみるとAちゃんとソファで那須が向かい合っていた
「え、Aちゃんって那須のこと、す...好きなの？」
俺のことあんなに好きって言ってたじゃん
あれ全部嘘なの？
俺は恐る恐る聞くとポカンとした表情
Aside
浮『え、Aちゃんって那須のこと、す...好きなの？』
「･･･え、？」
どこかから帰って来て楽屋に戻って来て早々そんなことを言った飛貴くん
どういうこと･･･？
「え、何が...？私那須くんのこと好きなんて言ったっけ･･･？」
那『いやいや、それはそれで酷いから』
「あ、ごめん」
浮『いやだって、今“ユウト”のことが好きって･･･』
「あぁ、さっきのね。これ、
台本読みの練習だよ」
浮『･･･え？』
「今度やるドラマの台詞の読み合わせ、那須くんに手伝ってもらってたの」
浮『そう、だったんだ･･･いやでもわざわざ名前変える必要ないじゃん！』
「相手役の人が“悠斗”って名前なの」
浮『･･･え？』
「那須くん時間あるって言ってたし、同じユウトだしちょうどいいなって思って」
浮『･･･あ、あ〜、そういうこと』
「うん。もしかして、嫉妬？笑」
浮『･･･』
「･･･え、！ほんとに嫉妬してくれたの？」
浮『だって、！』
「えぇ！！嬉しいかわいい飛貴くん好き！！！」
飛貴くんが嫉妬してくれたって嬉しくて抱きついちゃった
浮『･･･うわっ、！これからは俺に言って、練習付き合うし』
「でも、飛貴くんもドラマあるし忙しいじゃん...？」
浮『でも！那須に役でも好きっていうのやだ...』
「･･･！わ、わかった、次練習する時言うね！」
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作者名：こばと | 作成日時：2023年7月25日 20時
