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渡辺side
渡辺「なあ、」
深澤「ん?なんだよ」
渡辺「あいつさ、知ってる?」
俺はある日ふと見かけた廊下の先にいる言うまでもないあの抱きつき女を指さす
深澤「あーAちゃん??A組の。可愛いよね〜♡結構モテるって聞いたけど…って、えぇ!?」
渡辺「おい、でけえ声出すんじゃねえよ」
こいつ、あの女の名前知ってやがる。そんな有名なわけ?
深澤「なべ、おまっ、お前から女子の話なんて初めてしたんじゃ…」
渡辺「涼太もお前も何でみんなそんなに反応してくんだよ、しつこいな」
深澤「いやいやいや、反応するに決まってんでしょ、重大案件よ?あーそっかぁ…とうとうなべもね〜ニヤニヤ」
渡辺「まじうぜぇ…俺はあいつが気に食わねえんだよ」
深澤「おっ?気に食わないとは?わら」
渡辺「急に抱きついてきやがった」
深澤「…は?」
渡辺「しかも俺が飛び降りようとしたって勘違いしやがった」
深澤「…ほう」
渡辺「なんでそんなこと…抱きついてきたのかまじ意味わかんねえ」
深澤「いや、答え出てるっしょ、なべ自分で今言ってたよ?"勘違いした"って。抱きついたってのも止めるためなんじゃないの?」
渡辺「それにしてもじゃね??急に触ってきたんだぞあいつ、普通関わったことない奴にそこまでするか?」
深澤「状況が状況だからね、俺だって知らない人でも危なかったらそうしてたと思うけどな…で?それで意識しちゃってる、と笑」
渡辺「おい、違うつってんだろ!」
深澤「はいはい笑。それにしてもAちゃん見かけによらず面白い子なんだねぇ…あっ!そういえば」
急に何かを思い出したのか目をこれでもかと言うくらい大きくして俺を見てきた
「…なんだよ」
深「Aちゃんモブ男と付き合ったんだってよ。あいつはあいつでモテモテ君だから彼氏に選ばれたのかな〜」
は??
まじかよ、あいつ好きな奴いるくせに俺にあんなことしてきたのかよ…
まじでますます気に食わねえ
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作者名:こばち | 作成日時:2022年11月15日 23時