お前なんて嫌い

転校生 ページ47

Aside










そんなこんなで2年生も終わり、新学期だ


新学期といえば、クラス替え





菜央「ウチら選択科目とかほとんど一緒だったよね！クラス同じっしょ！」





3年生は進路によってクラスが組まれるから大体誰と同じになるかわかってしまう


今年もいつも通り菜央と登校する





「あ、あるよ貼り紙」





外に貼ってあるクラスの表に目を通す





菜央「あ、同じだ！またA！」



「良かった〜！」





菜央と同じで一安心


そうと分かればさっさと教室に来た私たち


出席番号も関係なくテキトーに座って良いらしい





菜央「勉強してるー？わたし全然実感湧かなくてさ」



「私もぼちぼち…」





あと一年しか高校生活も残っていない





菜央「全部の行事に身が入るね」



「そうだよね、楽しまないと！」





なんて話をしてたらだんだんと教室に人が集まってきた







ガタッ



隣に見える人影







渡辺「やばい、こんなことあるんだ」








「え、渡辺君！？」



渡辺「お前頑なに選択科目教えてくんなかったけど逆にすごいわ」



菜央「同じにしようとしてたんかい」



深澤「俺もA！」



菜央「え、うっそ深澤君も！？このクラス昼休みごとに女子来るじゃん…ちょっと先生〜泣」



深澤「まあまあそこは慣れてもらって！わら」





ちょっとまって、こんなことある！？


かなりパニックな私を差し置いて、始業のチャイムは定刻通りに鳴る







先生「えー、今年も一年よろしくな。早速だが、転校生を紹介する」



ザワザワ



転校生が来るストーリーあるあるな雰囲気だ





程なくして、めちゃめちゃ高身長で黒髪の男子が入ってきた












目黒「目黒蓮です」








ん？なんか、聞いたことあるような…


先生から軽く紹介されたあと、いきなりこちらに向かってきた転校生君














目黒「久しぶり。A」



「へ？」



渡辺「はっ？？」





久しぶり？


やっぱり知ってる人か？








目黒蓮







めぐろ、れん













「れんくん！？」

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