吹っ切れた ページ25
Aside
渡辺「あ」
「え…」
菜央「??」
いつも通り学校の最寄駅から菜央と待ち合わせして登校し、門の前まで来たところ、緊急事態発生
昨日は散々だった
モブ男って人のファン?らしい子たちに怒られ挙げ句の果てに急に突き飛ばされ…
それを助けてくれた(?)渡辺君がメチャクチャなこと言ってきて…
頭がパンク状態のまま今日を迎えてしまったというのに朝からこっちを向きながら門に寄りかかる影が見えて
菜央「渡辺君じゃん、まだ怒らせてんの?」
小声で聞いてきた
「えーっと…」
パンクした頭じゃその場しのぎの言葉さえ出てこない
当の本人は歩いてこっちに向かってきてしまった
菜央「え、ちょっとこっち来たけど!?」
渡辺「今は逃げんなよ」
「…っ何の用ですかね」
渡辺「お前いつもこの時間なの」
「何がですか」
渡辺「朝」
え、どういう質問これ?
菜央「そうですよ!たまに私寝坊しちゃうんでもう10分くらい遅い時もありますけど」
渡辺「ふうん」
私がパニックになってるうちに菜央が答えてしまった
しかも謎に詳しく!!
渡辺「じゃ、A、またあとで」
"A"…!?
彼がいなくなった後、何を話せばいいかわからず呆然とする私と絶妙にニヤニヤをかましている菜央
菜央「……」
「……」
菜央「後で事情聴取だから」
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作者名:こばち | 作成日時:2022年11月15日 23時