【文スト×ハイキュー!!】選ばれたのは、ワタクシでした。 (ページ4)

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なんやかんやあったが昼休みになった。

後ろのパツキンはそばかすくんと共にどこかへ消えたし、とにかく暇なので教室をでた。

広い校舎のなかを歩きながら私は考える。

長期出張である今回は、国からの通達のもと行われている。

私が派遣されたのは単に都合がいいから。

というか、犯人の年齢が分かるんなら名前まで特定しろって思う。

この考え、正しいはず。

「はぶでっ」

角を曲がると、なにやら黒い服を着たあのパツキンとぶつかった。

まじ不服。

月「…こんなところでなにしてんの」

いや、なんでいんのって顔されてもこっちが困るし。

なんて言葉はしまっておく。

私はあくまでも猫被るのでね。

「学校を探検してたの。月島君こそなにしてるの？」

月島君はめんどくさそうに「部活」とだけ呟き、目の前の体育館の中へ入っていった。

異能力を使えば簡単に部活内容を把握できるが、生憎それをするほど時間はない。

こうしている間にも情報は抜き取られているかもしれないからだ。

「どーしたものかなぁ」

「なにがだ？」

明るい声変わりを忘れたような声が、背後で響いていた。